整体や鍼のあとのだるさは大丈夫?|運動後と同じ反応と注意が必要なサインの見分け方

施術者が横になった女性の頭や首にやさしく手を当てている様子

この記事の要約

施術を受けた日の夜や翌朝に、体のだるさや重さを感じることがあります。

これは多くの場合、運動をしたあとの筋肉痛に似た、一時的な反応です。

この記事では、なぜだるさが出るのか、いつまで様子を見ていいのか、そしてどんなときにご連絡いただきたいのかを、まとめてお伝えします。

この記事の要点

・施術後のだるさは、運動のあとに似た一時的な反応で、心配のいらないことがほとんど
・その日の夜から翌朝にかけて出やすく、多くは1〜2日で自然に引いていく
・初めて施術を受けた方や、久しぶりに受けた方に出やすい
・過ごし方は「水分をしっかりとる」「お風呂は1時間ほど空けて軽めに」の2つでOK
・3日たっても変わらないときは、当院にご相談を
・痛みが強くなり続ける、足のしびれや脱力、排尿の異常があるときは医療機関へ

この記事を書いた人

星野鍼灸接骨院 院長 星野泰隆

今治市で星野鍼灸接骨院の院長をしている星野泰隆です。
鍼師・灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師という4つの国家資格を持ち、20年以上にわたって地域の皆さまの体のお悩みに向き合ってきました。

痛む場所だけを診るのではなく、体全体の負担を見て、回復しやすい状態に整えることを大切にしています。

施術のあとの「だるさ」、不安になっていませんか?

「施術を受けた日の夜から、体が重だるい」
「翌朝起きたら、なんだかだるくて心配になった」
「もしかして、悪化したのかな…?」

こんな不安、ありませんか?

特に、初めて施術を受けた方からよくいただくご質問です。

結論からお伝えすると、施術のあとの軽いだるさは、心配のいらないことがほとんどです。

ただ、「どのくらい様子を見ていいのか」「どうなったら連絡すべきか」が分からないと、不安なまま過ごすことになりますよね。

そこで今回は、その目安まで含めてお伝えします。

なぜ施術のあとに、だるさが出るのか

施術で筋肉の緊張がゆるむと、体の動き方が変わります。

それまで硬さをかばって使えていなかった筋肉が、働き始めることがあるんです。

普段使っていない筋肉を急に使うと、運動のあとに筋肉痛が出るのと同じように、だるさや重さを感じることがあります。

また、施術のあとは血の巡りが良くなり、体が回復に向けて働いている時期でもあります。

運動したあとの、あの心地よい疲れに近い状態だと思ってください。

「好転反応」と呼ばれることもありますが、難しく考えなくて大丈夫です。

体が新しい動き方に慣れていく途中のサイン、と受け取っていただければと思います。

ひとつだけ注意したいのは、強い痛みを伴う「揉み返し」は、これとは別だということです。

揉み返しは刺激が多すぎたサインで、出ないほうがいいものです。

だるさも、お風呂上がりくらいの軽いもので済むのが理想です。

この違いについては、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

マッサージは強いほど効く?「気持ちいい」と「効く」は別のものです

いつ出て、いつまで続く?

朝起きたときに体のだるさを感じる女性のイラスト

だるさは、施術を受けたその日の夜から翌朝にかけて出ることが多いです。

初めて施術を受けた方や、久しぶりに受けた方、女性や年配の方に出やすい傾向があります。

そして多くの場合、1〜2日で自然に引いていきます

海外の研究のまとめでも、こうした施術後の軽い反応は珍しいものではなく、その多くが1〜3日でおさまると報告されています。

当院では、初めての方には施術の終わりに「今日は運動したあとと同じような状態になっているので、だるさが出ることがあります」と、あらかじめお伝えするようにしています。

先に知っておくだけで、出たときの不安がまったく違ってくるからです。

急な痛みは「出はじめの2〜3日」がいちばん強いことも

もうひとつ、知っておいていただきたいことがあります。

ぎっくり腰のような急な痛みは、施術を受けたかどうかに関係なく、出はじめの2〜3日がいちばん強く感じやすい時期です。

施術を受けた翌朝に痛みが強くなっていると、「悪化した?」「施術が合わなかった?」と不安になりますよね。

でも実際には、痛みの経過がちょうど山を越えようとしている途中だった、ということも少なくありません。

もちろん、すべてがそうだと言い切ることはできません。

だからこそ、不安なときは自己判断で我慢せず、遠慮なくご連絡ください。

お話を伺えば、様子を見ていい状態か、診せていただいたほうがいい状態か、判断のお手伝いができます。

だるさが出た日の過ごし方

特別なことは必要ありません。次の2つだけ心がけてみてください。

だるさが出た日の過ごし方
・水分をしっかりとる
・お風呂は施術から1時間ほど空けて、軽めに入る

血の巡りが良くなっている時期なので、水分をとってお風呂で温まると、回復が進みやすくなります。

あとは普段どおりで大丈夫です。無理だけはなさらないでくださいね。

こんなときはご相談ください

最後に、様子見の目安をまとめておきます。

様子見と連絡の目安
・軽いだるさ → 1〜2日で引くことがほとんど。様子見で大丈夫です
3日たっても変わらない → 当院にご相談ください
・痛みが強くなり続ける、足のしびれや脱力、排尿の異常 → 様子を見ずに医療機関へ

3日たっても変わらない場合は、体の状態を確認させていただき、必要に応じて医療機関の受診をご案内することもあります。

「これくらいで連絡していいのかな」と迷うときこそ、ご連絡いただいて大丈夫です。

まとめ

施術のあとの軽いだるさは、運動のあとに似た一時的な反応で、多くは1〜2日で自然に引いていきます。

水分をしっかりとって、お風呂は1時間ほど空けて軽めに。それだけで大丈夫です。

3日たっても変わらないとき、痛みが強くなり続けるときは、我慢せずにご相談ください。

不安なまま過ごすことが、体にとっていちばんの負担になります。無理をせず、まずはお気軽にご相談ください。

(鍼師・灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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