長引く頭痛は、まず姿勢を見直してみたら?|季節の変わり目に頭痛が出やすい理由

デスクでノートパソコンをのぞき込み、こめかみに手を当てて頭痛をこらえる女性

この記事の要約

季節の変わり目になると、決まって頭痛が出る。
お風呂や軽い運動を心がけても、なかなかすっきりしない。

そんな頭痛の奥には、普段の姿勢からくる体の歪みが隠れていることがあります。
頭が前に出た姿勢が続くと、首や肩の筋肉が頑張り続けて、緊張がほどけなくなります。

緊張が続くと神経が敏感になり、気温や気圧の変化にも反応しやすくなります。
そのため、季節の変わり目に頭痛が出やすくなると考えられます。

当院では立ち姿勢から全身の歪みをチェックし、足や骨盤から体を整えて循環をよくしていきます。

手足が冷たく、腕が上がりにくい状態で頭痛が出ている、というご相談もあります。
姿勢や体の動きを確かめながら、体を整えて循環をよくすることを目指します。

長引く頭痛は、まず姿勢を見直してみてください。
デスクワークでできる姿勢のセルフケアもご紹介します。

寒暖差で頭痛が出やすい方へ|姿勢からの首の負担を減らす肩甲骨体操|今治市 星野鍼灸接骨院

季節の変わり目に頭痛が長引くのはなぜ?

頭痛には、脳の病気などが原因の頭痛と、そうではない頭痛があります。
よくある偏頭痛や、首や肩のこりからくる緊張型頭痛は、病気が原因ではない頭痛です。

こうした頭痛は、体のコントロールがうまくいっていないサインだと当院では考えています。
体の緊張や血流の乱れが、頭痛の引き金になりやすいからです。

体を整えて循環をよくしていくと、頭痛が和らぎやすくなると、当院では考えています。

首の感覚を伝える神経は、頭の痛みを伝える神経と、脳に近いところで合流しています。
そのため、首の緊張が偏頭痛の引き金になったり、痛みを強めたりすることがあります。

さらに緊張が続くと、神経が敏感になり、自律神経も刺激に反応しやすくなります。
敏感になった体は、季節の変わり目の気温や気圧の変化にも反応しやすくなります。

季節が変わったから頭痛が出る、というだけではありません。
緊張で敏感になった体が、季節の変化に反応していると考えられます。

まずは自分でできること

頭痛をやわらげるために、普段から取り組みやすいことがあります。

お風呂で体を温めておく
普段からお風呂に入って、体を温めておくのがおすすめです。

ただし、偏頭痛の痛みが出ている最中は、温めると痛みが強くなることがあります。
痛みが強い時は、ぬるめのお湯でさっと済ませるくらいに、お風呂は軽めにしてください。

水分とタンパク質をしっかりとる
水分をしっかりとると、血流をよい状態に保ちやすくなります。
タンパク質は、体の回復力を高めるために大事です。

1時間に1回は立って歩く
デスクワークの合間に席を立ち、オフィスの中を歩く人
同じ姿勢が続かないようにすることも大切です。
ずっと座って作業しているなら、1時間に1回は立って2分ほど歩くのがおすすめです。

その場で背伸びをするより、立って足を動かす方がおすすめです。
これも血流をよい状態に保つことにつながります。

それでも長引く頭痛は、姿勢を見直してみませんか

お風呂や運動を心がけても頭痛が長引く方は、普段の姿勢からくる体の強張りや傾きが残っていることがあります。
いわゆる歪みと言われる状態です。

頭の重さは、およそ5kgあります。
下を向いて角度がつくと、首にかかる負担は大きくなります。

・まっすぐ:約5kg
・15度:約12kg
・30度:約18kg
・45度:約22kg

骨だけでは頭を支えきれないので、首や肩の筋肉が頑張って支えています。
頑張り続けた筋肉がこりになり、同じ姿勢が続くと、それが歪みになっていきます。

頭痛でご来院される方の姿勢を見ると、頭が前に出ていることが多いです。
肩が内側に入って、腕が上がりにくくなっている方も多くいらっしゃいます。

左右差があることも少なくありません。
検査をしてみると、ご自身の体がうまく動いていないことに気づく方が多いです。

「こんなに左右差があったなんて」「意外と体が動いていない」と驚かれることもあります。

頭痛と一緒に、肩こりや手足の冷えがある方

当院には、こんなご相談もあります。

もともと肩こりがひどく、そこに頭痛が重なる、という方です。
頭全体が重く、ズキズキと重い感じがする、というお話です。

姿勢をチェックすると、歪みが大きく、腕も上がりにくくなっていることがあります。
循環が悪くなって、手足が冷たくなっている感じがある場合もあります。

そうしたときは、姿勢や体の動きを確認しながら、体を整えて循環をよくすることを目的に施術を行います。

肩こりがひどかった方が、いったん落ち着いたあとは月に1回ほどの間隔で通われ、歪みが大きくなる前に整えて、良い状態を保つことを目的にされていることもあります。

定期的に体を見ていると、いつもより歪みが大きい、腕が上がりにくい、といった変化に早く気づけます。

症状が出ているところが悪いとは限らない
当院では、立ち姿勢から歪みをチェックします。
足や骨盤の動き、肩や背中の動きも合わせて、全身を見ています。

たとえば、肩まわりが緊張して腕が上がりにくい方がいます。
足から骨盤を整えると腕が上がりやすくなるのを、ご自身で確かめていただくこともあります。

症状が出ているところが悪いのではなく、そこに負担がかかる状態になっているということです。
頭痛も、頭に負担がかかる状態になっているサインと考えられます。

立った姿勢で腰と骨盤の高さを横から確認する検査の様子

デスクワークでできる姿勢のセルフケア

午前と午後で椅子の高さやパソコンの位置を変える
同じ姿勢が続かないように、午前と午後で椅子の高さやパソコンの位置を変えてみてください。
たとえば午後からは座布団を抜いて、椅子を少し低くします。

椅子の高さが変えられない場合は、パソコンの位置を少し奥にするのもおすすめです。
背中から頭の角度が変わるので、体にかかる負担が変わります。

スイスイ体操
当院でお伝えしている「スイスイ体操」も、姿勢を支える筋肉を動かすのにおすすめです。

・肩甲骨を前に出す
・しっかり寄せる
・上に持ち上げる
・下に引く

この動きを、ゆっくり10回ずつ行ってください。
詳しいやり方は、こちらの記事でもご紹介しています。

接骨院院長が教える肩こり解消ストレッチ

どちらのセルフケアも、痛みを感じたら無理をせず、できる範囲で続けてみてください。

こんな頭痛はすぐに病院へ

頭痛の中には、くも膜下出血や脳出血など、脳の病気が原因のものもあります。
次のような頭痛は、できるだけ早く病院を受診してください。

・はじめて感じるくらいの激しい痛み
・何時何分から痛くなったか言えるほど、突然痛くなった
・下を向くと首の後ろが痛む
・首を左右に振ると痛みが強くなる
・手足のしびれや力の入りにくさ、ろれつが回らないなどがある
・熱がある

場合によっては、救急車を呼ぶことも考えてください。
頭痛の見分け方は、こちらの記事でも詳しくまとめています。

後頭部や目の奥が痛む頭痛の原因は首?吐き気がする時の注意点

季節の変わり目の頭痛が長引く方は、まず姿勢を見直してみてください。
当院では全身の歪みをチェックし、体を整えて循環をよくするお手伝いをしています。

無理せず、まずはお気軽にご相談ください。

症状によっては、医師の診察が必要な場合があります。気になる症状があるときは、まず医療機関にご相談ください。

(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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この記事の要点

・季節の変わり目の頭痛は、体のコントロールがうまくいっていないサインのことがある
・緊張が続くと神経が敏感になり、気温や気圧の変化に反応しやすくなる
・お風呂、水分とタンパク質、1時間に1回歩くことは、自分でできる頭痛対策(偏頭痛の痛みが強い時はお風呂を軽めに)
・それでも長引く頭痛は、姿勢からくる歪みが残っていることがある
・下を向くほど首への負担は大きくなり、筋肉が頑張り続けてこりや歪みになる
・午前と午後で椅子やパソコンの位置を変える、スイスイ体操で姿勢を見直す
・激しい頭痛や突然の頭痛は、すぐに病院へ

この記事を書いた人

星野鍼灸接骨院 院長 星野泰隆今治市で星野鍼灸接骨院の院長をしている星野泰隆です。
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師という4つの国家資格を持ち、2004年に開業し、臨床の現場に立ち続けています。

痛む場所だけを診るのではなく、体全体の負担を見て、回復しやすい状態に整えることを大切にしています。

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