患者さんの症例
高校生 男性 野球部
硬式野球の練習中に膝をケガした学生が来院しました。
今治の強豪高校に通うこの学生は、ベースランニング中に膝を強くひねり、今朝になって足の痛みがさらに強くなったということで来院されました。
膝の捻挫では、よく水がたまると言いますが、正式名称を『関節水腫』と言います。
関節にはもともと、関節包という骨を包む袋があり、その中に(関節液)が溜まっていて、潤滑や冷却の役目を持っています。
そこに過度の負荷がかかってしまったため、今回のようなケガになってしまったようです。
関節に水がたまると、多くの場合、水を抜く治療を行うことがあります。
水を抜いて、代わりに痛み止めとヒアルロン酸を入れるのですが、関節に水がたまった原因は「ケガ」です。
ケガで患部に関節内部の傷があり、炎症が起きているので その場所に負荷がかかりにくくするために水がたまってきます。
その水を、無理に抜いてしまうと、その時は楽になりますが、安静にすることなく動き続けてしまったりするため、また水が溜まり、結果的に何度も水を抜く治療をしないといけなくなります。
こういったことから、最近の整形外科では、関節の水を抜くことが少なくなってきています。
当院での治療は、関節の捻挫による可動性の調整と、水腫に対する、炎症を抑えるような施術を加え、さらに動きやすくする治療を行い、回復を促していきます。
ケガの状態によっては、水を抜いたほうがいい場合もあります。
炎症がひどく、水腫の量も多いと治癒までに時間がかかるため まずは水腫を減らし、関節をしっかりと固定して治癒を促進させていきます。
今回の学生は、明日公式戦があり、休むことができないので、関節の固定をできるだけ動けるような範囲で固定して、試合には出てもらうようにしました。(写真は本文の学生と関係ありません)
ただし、本人にはもちろん出られる状態ではないこと、無理ならすぐに引っ込むこと、その後の処置などいろいろなことを指示して、とにかく無理をしないことを言いました。
とりあえず、歩けるようになり、屈伸もできるので、明日の試合は出られそうですが、まずはケガがひどくならないのを祈るばかりです。
あなたの周りで、試合直前のケガなどでお悩みの方がおられましたら、当院まで一度ご相談くださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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