当院には顎関節症でお困りの方も来院されます。
顎関節症で来院される方の多くは ものを噛むときに「パキパキ音が鳴る」や「口が開きにくい」「まっすぐ開かない」と言って来院されることが多いです。
今回のテーマ
今回のテーマは、口を閉じていても少し口元が歪んで見え、口を開ける際にパキパキ音が鳴る、というご相談です。
もともと肩こりがあり、口を開ける際に顎がガクッとなって痛みが出始めた、という方もいらっしゃいます。
お話をお聞きしていると、口を閉じている時でも少し口元が歪んでいて、話し始めるときに少し開けづらそうにされている方もいらっしゃいます。
顎の関節と姿勢の関係
顎の関節は筋肉でぶら下がっているハンモックのような状態なので、コリや姿勢の傾きにより影響を受けやすいです。
例えば、片方の肩が下がっていて、首も反対側に少し傾いていると、肩から首〜顎へと筋肉が引っ張られて、左右の筋肉の緊張のバランスが悪くなることがあります。
片側が強く緊張していると、少しずつ引っ張られてしまい、口の開け閉めの時に顎の関節がまっすぐに開かなくなり、引っかかりやすくなってしまうと、私は考えています。
当院での対応
顎の関節は姿勢の影響を受けやすいため、まず姿勢を確認します。
姿勢を整えるために首や背骨のバランスを整え、顎の関節がスムースに動くように、関節の軸を整えます。
左右の筋肉の緊張を整えて、口を閉じた状態での口元の左右差が小さくなることを目指します。
施術のあとには、施術前に行った検査と同じ検査で、口を開け閉めした際の痛みや音、口を閉じた状態での口元の様子がどう変わったかを比べて確かめます。
次回の来院時にも同じ検査で比べながら、施術を進めていきます。
マウスピースと、姿勢の見直し
「顎関節症はマウスピースで対処するしかない」と考えてはいませんか?
マウスピースを使う方法もありますが、気づいてから時間が経っていると、マウスピースだけでは状態が変わりにくい場合があると、私は感じています。
姿勢や筋肉の緊張のバランスを整えることも、対処法の一つです。
自宅で気をつけたいこと
姿勢の悪さや片方の顎だけで噛む癖があると、少しずつバランスが悪くなりやすいため、片方で噛んでいるのに気づいたら両方で噛むようにしてみてください。
また、少しだけ姿勢も気をつけてみてくださいね。
受診の目安
症状によっては、医師の診察が必要な場合があります。気になる症状があるときは、まず医療機関にご相談ください。
(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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