咳が止まらない。薬が効かない。改善するためのツボはこれ!

今治も梅雨があけ、夏休みになりましたね。

ジメジメした季節から変わって、本格的な暑い夏が始まります。

季節の変わり目には体調を崩される方も多く、この時期には夏風邪を引いてしまう方も多くいらっしゃるようです。

その中には風邪の後で咳だけが残って、なかなか治らないというお話もよくお聞きします。

また、咳止めの薬を飲んでも、咳がすっきりしなくてしんどいという方も多いようです。

そこで今回は、咳止めがなかなか効かない時にやってほしい改善方法やツボ押しについてまとめました。

結論を簡単にまとめると、粘膜にあるセンサーが反応して咳が出るので、それを早く正常に戻してあげるということです。

薬はセンサーの反応を止めるためのもの。

今回お伝えする方法はセンサーが正常に働くように整える方法になります。

ぜひ一緒に改善していきましょう!

咳が止まらない。薬が効かない。改善するためのツボはこれ!|今治市 星野鍼灸接骨院

咳がなかなか止まらない・・咳止めの薬は効く?効かない?

では、なぜ咳がなかなか止まらないのかお話しいたします。

咳が長引く理由は、咳が出るセンサーの異常が原因です。

体の中にウイルスなどの異物が入り粘膜に付くと、粘膜にあるセンサーが反応して脳にある咳中枢からの命令で咳が出ます。

粘膜にウイルスや異物がつくと炎症を起こすのですが、これは風邪が治るのと同じように大体1週間から2週間で治ってきます。

ところが、風邪が治ってウイルスや異物がいなくなっても、センサーの異常が起こり、咳が止まらないことがあります。

その理由は、炎症を起こしていた粘膜や神経の回復に時間がかかるためです。

正座の後に痺れがしばらく残ったり、火傷の後しばらく痛みが残ったりするのと同じで、体のセンサーが正常に戻るのにも時間がかかります。

これが咳が長引く原因です。

さらに薬は咳を出すセンサーの働きを抑えたり、咳の原因になる痰の切れをよくしたりはできますが、完全に咳を止めることはできません。

それは、咳を出すことはウイルスや異物を外に出す生命維持に必要な働き(=反射)なので、薬ではこの反射を止めることができないからです。

咳止めの薬がなかなか効きにくい理由はここにあります。

薬が効かない時にも。咳を改善させるハッカや食材もおすすめです

こういった咳が長引く時に、咳のセンサーにかかる負担を減らすためにできることがいくつかあります。

まず一つ目がハッカ油の有効活用です。

鼻や口から肺に繋がる気管には、粘液で潤っている線毛という小さな毛が生えています。

これが粘膜で、線毛や粘液の働きでウイルスや異物を体の外に追い出します。

風邪をひいてウイルスや異物などにより炎症が長引くと、この粘膜の働きが弱くなってしまいます。

ハッカ油に含まれるメントールというスースーする成分が、この線毛の働きを活発にしてくれて、粘膜の働きを整えてくれます。

一滴のハッカ油を襟もとに落としたり、薄めてマスクにスプレーしたりすると、呼吸が楽になり咳も出にくくなりやすいです。

また粘膜は乾燥に弱いので、乾燥を防ぐ食材をとることでも咳が改善しやすくなります。

東洋医学的にもおすすめの食材には、
ハチミツ、アーモンド、松の実、落花生、いちじく、梅、びわなどがあります。

これらの食材は、粘膜を潤して咳を改善する働きがあり、乾いた咳が出る時におすすめです。

反対に気をつけたほうがいい食材は、生姜や唐辛子や胡椒など辛味のある香辛料です。

これらは、体を温めますが乾燥させる働きもありますので、咳が出る時には控えてみてください。

咳止めの薬が効かない時にも!改善するためのツボ5選

こういったハッカや食材に合わせて、ツボ押しを行うことでセンサーの働きを整えていくと、長引く咳も改善しやすくなります。

東洋医学では、体の不調は循環が悪くなることで起こるとされています。

ツボ押しを行うことで、この循環を改善し体を整えることで咳を改善させていきます。

今回お伝えするツボは5箇所です。

・労宮
手のひらのシワの上で、指を曲げて中指と薬指が当たる間にあります。・尺沢
肘を曲げてできるシワの外側の端っこにあります。・天突
喉の下で、鎖骨と鎖骨の間の凹んでいるところにあります。
このツボは体の真ん中にありますので、1箇所だけです。それぞれのツボをゆっくりと3〜5秒かけて押し、10回ほど繰り返し押してください。

パッパッと押して離すよりも、じわっと押してゆっくり離すを心がけてみてください。

ツボ押しは気持ちいい程度の強さで、少し物足りないかなと思うくらいでも構いません。

ゆっくりと継続してやってみてくださいね。

 

この後お伝えする2箇所は、それぞれの場所の周りに、咳や風邪に効果のあるツボがたくさんあります。

全体的に軽くさすって刺激してみてください。

また、シャワーなどで温めるのも効果的です。

・鎖骨の下(中府と雲門)
鎖骨外側の下で凹んでいる部分をさすります。

さする方向は、上から下もしくは下から上に向かって気持ちのいい方向にさすってみてください。

10回ほど軽くさすります。

・首の付け根(両相や風門)
首の後ろを触ったところにある、一番飛び出ている骨から肩甲骨の間です。

この辺りは風邪の時に使うツボがたくさんあります。
また、西洋医学的にもこの部分には体を温める細胞がたくさんあり、免疫に関係すると言われています。

この部分をシャワーで温めたり、寒い時期にはカイロで温めたりするのも効果的です。

後半の二つの場所は、点で押さえるよりも大きな範囲で刺激を入れる感じでやってみてください。

まとめます。

咳が長引く理由は、咳が出るセンサーの異常が原因です。

体の中にウイルスなどの異物が入り粘膜に付くと、粘膜にあるセンサーが反応して脳にある咳中枢からの命令で咳が出ます。

ところが、風邪が治ってウイルスや異物がいなくなっても、センサーの異常が起こり、咳が止まらないことがあります。

その理由は、炎症を起こしていた粘膜や神経の回復に時間がかかるためです。

こういった咳が長引く時に、咳のセンサーにかかる負担を減らすためにできることがいくつかあります。

まず一つ目がハッカ油の有効活用です。

ハッカ油に含まれるメントールというスースーする成分が、喉の粘膜の働きを整えてくれます。

一滴のハッカ油を襟もとに落としたり、薄めてマスクにスプレーしたりすると、呼吸が楽になり咳も出にくくなりやすいです。

東洋医学的におすすめの食材は、
ハチミツ、アーモンド、松の実、落花生、いちじく、梅、びわなどです。

粘膜を潤して咳を改善する働きがあります。

今回の改善方法やツボ押しをやってみてもなかなか咳が止まらない場合は、喘息や肺炎など別の原因が隠れている場合もあります。

その際には、お早めにお近くの医療機関もしくは当院にご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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