五十肩で腕を上げると痛い。なかなか治らない理由とリハビリ方法

3月になり、プロ野球もオープン戦が始まりましたね。

3月18日から選抜高校野球も始まり、まさに球春の到来です。

腕を大きく上げて150kmを超えるスピードの白球を思い切り投げるその姿を見るだけでも、プロはすごいなと感じます。

プロ選手ほどでなくても、いつまでも腕が上げられるといいのですが、年齢とともに上がらなくなってくることも多いです。

腕が上がらなくなるのは四十肩や五十肩が多く、すぐに良くなる方もいらっしゃれば、なかなか治らない方もいらっしゃいます。

五十肩でお悩みの方には、
・だんだんと腕が上がらなくなってきた
・肩こりもひどくなった感じがある
・寝ていても痛みで目が覚める
・着替えるのも肩が痛い
といったことがあるようです。

腕が上がらなくなり寝ていても痛みで目が覚めると辛いですよね。

そこで今回は、五十肩について解説し、なかなか治らない理由と自宅でできるリハビリについてまとめました。

ぜひ一緒に改善していきましょう!

五十肩で腕を上げると痛い。なかなか治らない理由とリハビリ方法|今治市 星野鍼灸接骨院

五十肩のリハビリでなかなか治らないのはなぜ?

五十肩は腕が上がらなくなる状態をいいます。

実は現在まではっきりとした原因がわかっていませんが、痛みが出る場所はわかっています。

それは、肩甲骨と腕の骨をつなぐ関節の炎症です。

関節は関節包という袋に包まれていて、腕を動かした際にこの部分が引っ張られて痛みます。

五十肩は肩をケガして炎症が起こり、急に動かなくなることもありますが、ほとんどの場合、いつの間にか腕が上がらなくなっていることに気付きます。

肩の関節に限らず、人の体は毎日少しずつでも動かしている間はその範囲でしっかり動きます。

ところが動かさない角度があると、だんだんとその範囲以上は動かなくなってきます。

その理由は、筋肉が縮んで硬くなるからです。

筋肉は伸び縮みすることで体を動かしますが、動く範囲が小さいと伸び縮みする長さも小さくなります。

そうしてだんだんと動かなくなった時に、腕が上がらないことに気付きます。

また、動きにくくなってくると、腕を動かす際に自然と体が傾いたり無理な姿勢になったりするため、体のあちこちの筋肉も緊張してきます。

動きにくくなる分、コリが出るイメージがわかりやすいです。

つまり、腕を動かす筋肉が緊張して動きにくくなる+肩周りの体の筋肉も緊張してコリのようになるため、なかなか治りにくくなります。

腕を上げると痛い!五十肩のリハビリは早い方がいい

このように五十肩では、腕を動かす筋肉が硬くなってくると、それだけでなく肩周りの体の筋肉も緊張して動きにくくなりますので、少しでも早くリハビリを始める方が治りが早くなります。

五十肩は3段階で進んでいくのですが、特に痛みが強い時期は初期の1〜2ヶ月です。

この時期は急性期と言われ、痛くて動かすのも辛く、痛みで眠れない人もいらっしゃいます。

この時期を過ぎると、だんだんと痛みが軽くなりますが、関節が硬くなったり筋肉が緊張して腕が動きにくくなります。

この期間は拘縮期と言われ、2〜6ヶ月くらいの期間です。

それを過ぎると、運動やリハビリで動く範囲を元に戻していく回復期になります。

五十肩はこの過程で進んでいきますので、固まるのを予防できれば回復までの期間も早くなります。

そのため、腕が固まり始める2〜6ヶ月くらいまでの間に、肩がどれだけ動く状態で保てるかが大事です。

そうすることで、腕を動かす筋肉だけでなく肩周りの体の筋肉の負担も少なくなるため、体のこわばりやコリ感も出にくくなります。

ただし、リハビリの仕方によっては炎症がひどくなるため痛みが強くなることがありますので、注意が必要です。

五十肩のリハビリ。自宅でまずやってほしい方法

それでは、五十肩のリハビリとしてまず自宅でやってほしい方法をお伝えします。

今回は2つお伝えします。

まず一つ目は、毎日できるだけ動く範囲まで腕を動かすことです。

それだけ?と思いますよね。

色々なリハビリ方法がありますが、まずは精一杯動く範囲まで動かすことからはじめてください。

その時に注意していただきたいのが、「痛くない方の手も使って一緒に動かしてあげること」です。腕を動かそうとするとどうしても筋肉が緊張するので、関節が硬くなっていると動きにくくなります。

ですので、なるべく動かす時に筋肉を使わないように、痛くない方の手でサポートしながら動かしてください。

二つ目は、肩甲骨を動かす運動です。

①テーブルやベッドの上に肘を伸ばして手を置きます。②手を前に動かしながら肩をすくめるように肩甲骨も前に動かします③今度は手を後ろに引きながら肩甲骨を寄せるように動かします④前後に動かす運動を10回繰り返し行います

肩甲骨を動かす運動は、腕が上がる角度までで構いません。

それぞれ動く範囲で痛みを感じたら止める感じで、無理せずできる範囲でやってみてください。

そのほかにも四十肩・五十肩で腕を上げにくい時の体操についてもまとめています。

こちらも合わせてご覧になってみてください。

四十肩で腕を上げると痛い時におすすめの寝ながらできるストレッチ

まとめます。

肩の関節は毎日少しずつでも動かしている間はその範囲でしっかり動きます。

ところが動かさない角度があると、だんだんとその範囲以上は動かなくなってきます。

その理由は、筋肉が縮んで硬くなるからです。

また、動きにくくなってくると、腕を動かす際に自然と体が傾いたり無理な姿勢になったりするため、体のあちこちの筋肉も緊張してきます。

動きにくくなる分、コリが出るイメージがわかりやすいです。

つまり、腕を動かす筋肉が緊張して動きにくくなる+肩周りの体の筋肉も緊張してコリのようになるため、なかなか治りにくくなります。

五十肩は、関節が固まるのを予防できれば回復までの期間も早くなります。

そのため、腕が固まり始める2〜6ヶ月くらいまでの間に、肩がどれだけ動く状態で保てるかが大事です。

自宅でできるリハビリは、まずは毎日動く範囲を精一杯動かすところからはじめてみてください。

五十肩はリハビリをすることで、徐々に動くようになります。

今回のリハビリを行ってもなかなかよくならない場合は、関節が固まるのが強かったり肩周りの筋肉の緊張が強く、体が歪んでいたりすることが考えられます。

その際は、当院までご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

ご予約はこちら

LINEでのご予約は24時間受け付けています。

こちらの画像をタップしてご予約、ご相談ください。

⬅️LINE予約はこちら⬅️

 

受付時間中は、お電話でもご予約可能です。

こちらの画像をタップしても、電話がつながります。

⬅️電話予約はこちら⬅️

関連記事

  1. 院長が教えるマッサージの基本の『き』

  2. よくある質問|妊娠中でも治療はできますか?

  3. 【7割超が我慢する】慢性的な痛み、あなたはどうしてますか?

  4. 祝!今治西高校サッカー部 インターハイ初出場決定

  5. 患者さんの症例|剣道でかかとが痛くなった中学生

  6. 患者さんの症例|病院で原因不明?膝が痛くなった幼稚園児

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP