春分の日が過ぎ、ますます春らしくなってきましたね。
東京では桜も開花し、もうお花見を楽しんでいる方も多いというニュースがありました。
桜を見ながらのお散歩はとても気持ちがいいですよね。
一方で、歩く時に股関節が痛くなって歩くのが辛いというご相談を受けることがあります。
詳しくお話をお聞きすると、歩く距離が長くなったり立つ時間が長くなったりすると股関節の痛みが強くなるということでした。
そこで今回は、歩くと股関節が痛い時の原因と改善する方法についてまとめました。
お散歩で歩いていると股関節が痛くて歩きにくいといった方のお役に立てると思いますので、ぜひご覧になってみてください。
歩くと股関節が痛い原因は?
股関節の痛みの原因には大きく分けて2つあります。
一つは筋肉の緊張や軟骨の炎症による痛みです。
その原因となるのが、加齢や肥満、過度な運動などで、股関節を動かす筋肉や軟骨に負担がかかり、痛みにつながります。
股関節を動かす筋肉は、太ももやお尻や骨盤についています。
これらの筋肉の働きで、曲げ伸ばしや、開いたり閉じたり、片足で立つ時に体を支える動作ができます。
歩く時には、片足で交互に体を支えるため、長時間になると段々と筋肉が疲労して、硬く動きにくくなります。
また、股関節前側の筋肉は、股関節を曲げて足を上げるだけでなく、背骨を支える働きもあります。
この筋肉が硬くなり動きにくくなると、姿勢も悪くなり楽な姿勢が取れず、お尻の筋肉の負担が増えてきます。
こういった筋肉の負担が積み重なることが、痛みの原因です。
もう一つはケガや病気による、
・リウマチ性股関節症
・骨頭壊死
・大腿骨頚部骨折
などがあります。
これらは、病的なものになり、病院での治療が必要になります。
歩くと痛い股関節を改善するにはお腹側から
股関節を動かす筋肉は、太ももやお尻や骨盤についています。
大きく分けると、お腹側にある曲げる筋肉と、お尻側にある伸ばす筋肉の2つのグループです。
その中でも、特に股関節を曲げる筋肉が硬くなると腰を伸ばしにくくなり、歩く時の負担が大きくなります。
その理由は、股関節を曲げる筋肉は太ももから腰の背骨の前側につながっていて、腰の動きにも関係があるためです。
ずっと座っていると、立ち上がった時に腰が伸びにくくなりますよね?
このように股関節を曲げる前側の筋肉が硬くなると、腰を伸ばしにくくなります。
歩く時に腰が伸ばしにくくなると、お尻にある体を支える筋肉の負担が大きくなり緊張や炎症が起こり、痛みの原因となります。
ですので、まずは背骨につながるお腹側の筋肉の緊張を緩め、腰を伸ばしやすくすることが大事です。
つまり、股関節がスムーズに動くためには、股関節とともに背骨も一緒に動くようにすることが大事になります。
そうすることにより、楽な姿勢で歩けるようになり、股関節の負担が減り、歩くときの痛みが改善してきます。
股関節が歩くと痛いのを改善するストレッチ
それでは、股関節の動きを良くするための、お腹側にある筋肉のストレッチをお伝えします。
このストレッチでは、椅子や踏み台などの高さのあるものを使います。
股関節のストレッチ(左足の場合)
①立った姿勢で、左足を台の上にのせる②体の正面で、かかとが着くようにつま先をあげて左膝を伸ばす③膝を伸ばしたまま足の甲が着くように右に回転し、真後ろに向く※この際、背中が丸くならないように注意してください
④左に回転し、②の姿勢に戻る(写真は戻る途中です)②〜④を10回繰り返します。
股関節が硬いと、回転するときにふらつく場合があります。
不安定な場合は、壁に手をついたりしながらゆっくりやってみてください。
台の高さは、低いものから始めて、楽にできるようになったら少しずつ高いものに変えてやってみてください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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