手首の固定で改善!親指側が痛む腱鞘炎 ドケルバン病のテーピング

夏休みになりましたね。

子供達にとって待ちに待った夏休みですが、大人にとっては家での用事も増え、疲れも溜まる時期でもあります。

仕事や家事で手を使うことが多いと、手首の痛みが出てくることがあります。

その中でも多い痛みが、手首の親指側に痛みが出る腱鞘炎ドケルバン病です。

ドケルバン病に悩む方にお話をお聞きすると、物をつかんで手首を動かすと痛みがある、手をつくと手首の親指側に痛みが出る、ひどくなってくると何もしてなくてもズキズキする、といったことがあるようです。

手首が痛むと用事もできなくなるので辛いですよね。

そこで今回は、手首親指側の痛みを起こす腱鞘炎ドケルバン病について解説し、痛みを緩和するテーピング方法についてまとめてみました。

ぜひ一緒に解消していきましょう!

手首を固定すると改善!親指側が痛む腱鞘炎(ドケルバン病)のテーピング|今治市 星野鍼灸接骨院

手首の親指側が痛い|ドケルバン病の症状とチェック方法

手首の親指側の痛みが出るドケルバン病の症状には、以下のようなものがあります。

・手首親指側がはれる、熱を持つ
・親指を広げると痛む
・手首を小指側に曲げると痛む
・物を持つと痛む
といった症状が手首の親指側に起こります。

手首の痛みには、親指側に痛みが出る腱鞘炎ドケルバン病以外にもいろいろあります。

今現在手首の痛みがある方はご自身がドケルバン病かどうか、ぜひチェックしてみてください。

チェック方法は3つ、2つはドケルバン病を見つける検査、もう一つは病院での検査が必要な検査になります。

それぞれの検査で、炎症がひどい場合は痛みやしびれが強く出ることがあります。

痛みやしびれが出た場合には、無理せずチェックを中止してください。

チェック①
1:親指を手のひらで包み込むように軽く握ってください。2:握ったまま手首を小指側に曲げてください。◉1と2どちらの段階でも痛みが出たらドケルバン病の疑いがあります。

チェック②
1:手首を小指側に曲げてください2:反対の手で親指を握り小指側に曲げてください◉2で痛みが出たらドケルバン病の疑いがあります。

チェック③
1:手首を手の甲側に曲げてください

→手首の真ん中あたり、もしくは手首の親指側の凹んだところが痛む、手を握ると力が入りにくい、手をつくと同じところが痛い
◉腱鞘炎ではなく骨に問題があるかもしれません。病院の受診をおすすめします。

ドケルバン病は親指と手首をテーピングで固定することが大事です

ドケルバン病では、手首親指側の腫れ、親指を広げると痛む、物を持つと痛むなどの症状が出てきます。

その原因となるのが、手首の関節にある腱鞘と呼ばれるトンネル部分に炎症が起こる、いわゆる腱鞘炎です。

手首親指側のトンネルは、親指を広げる腱が通るため、炎症が起こると指を広げるときに痛みが出てきます。

痛みの原因は、手首の関節を作る骨や靭帯が緩み炎症が起こるためです。

腕には2本の骨があり、手首を手の甲側に曲げると2本の骨の間が狭くなるように締まってきます。

逆に掌側に曲げると2本の骨の間が広がるようにゆるんできます。

手首や指の曲げ伸ばしが多くなると、手首の2本の骨が広がってゆるくなりトンネル部分の負担がより強くなり、炎症を起こします。

ですので、手首の2本の骨とトンネル部分を固定して、安定した状態を作ることが大事です。

手首とトンネル部分はテーピングを使うことで自分の手の状態に合わせて固定することができます。

また、水に濡れても乾きやすく、貼り替えも簡単にできるのでおすすめです。

親指側が痛い腱鞘炎ドケルバン病を改善するテーピング

それでは、ドケルバン病の痛みを改善するテーピングをお伝えします。

テープを3本準備します。
A:トンネル部分に貼るテープ → 12~15cm(5cm幅✖️1本と2.5cm幅✖️1本)
B:手首に巻くテープ → 手首1周分の長さ

①手を広げます
②Aの2.5cm幅のテープを親指の爪の手前から手首を越えて貼ります③5cm幅のテープをその上に貼ります※②のテープより少し出るように貼ります
④Bのテープを親指側の手首甲側から手のひら側を回るように貼ります※手首のテープは貼りはじめを誰かに押さえてもらうと貼りやすいです

このテープで手首とトンネルが固定でき、ドケルバン病の痛みの改善に繋がります。

テーピングだけの動画もあります。

こちらもご覧になってみてください。

ドケルバン病で指の付け根の痛みを改善するテーピング動画

まとめます。

腕には2本の骨があり、手首や指の曲げ伸ばしが多くなると、手首の2本の骨が広がってゆるくなりトンネル部分の負担がより強くなり、炎症を起こします。

テーピングで固定することで、関節が安定し楽に動かすことができるようになります。

テーピング固定により炎症は緩和しやすいですが、腱鞘炎は手の使い方や姿勢によっても手にかかる負担が変わります。

テーピングしても痛みがなかなか緩和しない方は、炎症がひどく無理な使い方になっていることが考えられます。

その際には、当院にご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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