突き指を早く治す応急処置の仕方|テーピングと湿布どっちがいい?

4月は入学や入社など、新しい年度の始まりですね。

進学して中学や高校に入り、新しく部活を始める方も多いと思います。

運動部で初めてのトレーニングや練習をしていると、ケガをする場合もあります。

ケガの中でも突き指でのご相談を受けることが多く、応急処置をどうすればいいかわからない、というものでした。

詳しくお聞きすると、湿布だけでいいのか?テーピングの貼り方はあるのか?接骨院や病院にかかった方がいいのか?どうすれば早く治るのか?といったお悩みです。

突き指もなかなか治らないと処置の仕方も気になりますよね。

そこで今回は、突き指について説明し、処置の仕方をまとめました。

ぜひ参考にご覧ください。

突き指を早く治す応急処置の仕方|テーピングと湿布はどっちがいい?|今治市 星野鍼灸接骨院

突き指は応急処置の仕方で早く治る?

スポーツや作業をしているときに多い突き指は、ケガの中でも起こりやすいものです。

突き指は指先に物が当たって、靭帯や軟骨を傷めたり、中には骨を傷めて骨折する場合もあります。

突き指と言っても、捻挫や脱臼、もしくは骨折をしている状態ですので、無理に引っ張ったり曲げたりせず、すぐに冷やして無理に動かさず、できるだけ患部の冷却と安静にすることが一番大事です。

応急処置で一番大事なことは、現状よりも悪化させないことです。

ケガをして患部の状況がわからない時には、動かさないことが何よりも一番早く治る近道になります。

指が曲がっている場合は、骨折や脱臼の場合もあります。

また、指が動かない時も靭帯が切れていたり骨折したりする場合もあり、見た目での自己判断が難しい場合も多いです。

また、突き指とともに出血がある場合は、必ず病院でみてもらってください。

単純に切り傷の場合でも放っておくと化膿する場合もありますし、もし骨折している場合であれば、細菌やウイルスが骨の中まで入り、治りにくくなります。

突き指の処置|湿布を貼る前にやってほしいこと

応急処置の方法には、RICE処置があります。

R-Rest-安静
I-Icing-冷却
C-Compresion-圧迫
E-Elevation-挙上

安静にして、患部を冷やし、包帯などで圧迫し、なるべく心臓よりも高いところで固定する、ということの頭文字です。

患部を冷やす時には湿布が手軽ですが、実は湿布には冷やす効果はあまり期待できません。

冷やす際には、氷水に浸けるのが一番ですが、外出先などで氷がすぐに手に入らない場合には、流水で患部を冷やしてください。

冷やす時間の目安は、10分〜15分です。

段々と感覚が鈍くなったり無くなったりしてきたら、一度冷やすのをやめて、痛みや熱っぽい感じがしてきたら、改めて冷やしてください。

湿布よりも、氷や水といった体温よりも温度の低いもので冷やすことが重要です。

冷やす期間は、ケガをしてから48時間と言われています。

2〜3日冷やすことで、初期の炎症による腫れと内出血を抑えることができ、治りが早くなります。

また、湿布を貼る際には、薄いテープのような湿布よりも、厚めの冷却剤が付いているものの方が、冷やした後の冷却効果を持続しやすくなります。

炎症をこれ以上広げないためにも、まずは流水で冷やした上で湿布を貼り、早めに医療機関にかかることをお勧めします。

突き指を早く治す応急処置テーピングの仕方と注意点

安静と患部の冷却ができたら、次は患部の圧迫です。

圧迫するにはテーピングや包帯を使います。

圧迫の目的は患部の固定です。

患部をテーピングで固定することで、安静状態をより保ちやすくなります。

固定するのが目的ですので、添え木のようなものがあるとより安定します。

二本で固定する場合の貼り方

一番にお勧めするのが、隣の指を使ったテーピング固定です。

突き指で傷めた際に、痛みのある側の隣の指と固定することで、患部の保護もできるので安心です。

その際に、関節の痛みがある側の隣の指と固定するのがポイントです。

もちろん指の場所によっては、痛みがある側の隣の指と固定できない場合もあります。

 

また、親指のように一本で固定しないといけない場合もあります。

一本で固定する場合の貼り方

①痛みのある側に縦にテープを貼ります②痛みのあるポイントで縦テープと交差するように2本貼ります③テープの両端を巻くように横テープを貼ります

テープは、キツく巻きすぎると血液の流れが悪くなり、痛みがひどくなったり回復が遅くなったりします。

軽い突き指だと思っていても、4〜5日しても痛みや腫れが引かなかったり、動かしにくい場合は、見た目よりもケガがひどい場合もあります。

その際には、お早めに医療機関を受診してください。

まとめます。

突き指の応急処置は、患部の安静を第一に優先して、流水や氷水で冷やし、テーピングなどを使い固定する。

なるべく早く医療機関を受診する事をお勧めしますが、様子を見る時には、痛みや腫れが4〜5日続いた場合を目安としてください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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