捻挫には3段階の強度があります|捻挫の治癒期間について

人工芝の上でサッカーボールを蹴ろうとする選手の足元を写した写真

骨折よりひどい捻挫の方が治りが悪い。

こういったお話をお聞きしたことはあるでしょうか?

これには実はある背景が関係しています。

捻挫の場合、完全に治って無くても動かす事が出来るため、ケガが治りきってないまま、ずっと損傷が残っている場合があります。

捻挫が治っていない状態では、損傷した靭帯も関節を安定させることができず、不安定なまま関節を動かすようになるため、反復して捻挫を繰り返すこともあります。

その繰り返しがひどい場合に、いつまでも治らない・治りが悪いと言われることが多いようです。

捻挫には3段階のレベルがあります

関節の損傷度合いにより、捻挫は重症度が3段階に分類されています。

①軽度の捻挫:靭帯損傷はあっても伸びる程度。関節の不安定は無い。
②中等度の捻挫:靭帯損傷により部分断裂があり、軽い関節の不安定、機能障害がある。
③強度の捻挫:靭帯損傷により完全に断裂がある。関節の不安定及び機能障害が強く手術が適応になる。

このように捻挫で不安定な関節の状態を改善する為に、関節損傷の状態に応じたテーピングやサポーターなどの固定が必要になります。

ある程度回復したら、何も固定せずとも痛みが軽いまま動かす事が出来るので反復的なケガをしやすくなるため、しっかりとリハビリを行いながら少しずつ復帰することでケガの再発を防ぐことができます。

実際に第2度、中等度の捻挫では1週間くらいで動かす事が出来ますが、徐々に固定の強度を変えながら3週間くらいは固定した方が治りが早くなることが多いです。

もちろん、年齢・性別やその後の使用目的により固定期間や固定強度の調整が必要です。

しっかり治療して反復捻挫しないよう注意して運動に復帰することが大事になります。

無理せず、少しずつ状態を見ながらスポーツ復帰してくださいね。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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