後頭部や目の奥が痛む頭痛の原因は首?吐き気がする時の注意点

頭痛でお悩みの方は、日本全国で3200万人にも上るという統計があります。

当院にご来院の方にも、肩こりなどで頭痛を伴う方が多いです。

実は、一口に頭痛といっても、実はいろいろな種類があり、痛みの激しいものや長引くもの、週末に痛むような決まった時期に起こりやすいものなどがあります。

今回のブログでは、後頭部や目の奥が痛む頭痛についてまとめてみました。

雨の降る前に頭痛になりやすい、肩こりがひどくなると頭痛がするという方のお役に立てると思いますので、ぜひご覧ください。

後頭部や目の奥が痛む頭痛を解消する首のマッサージと吐き気がする時に注意するポイント|今治市 星野鍼灸接骨院

頭痛の原因が違う?|後頭部の痛みと目の奥の痛み

頭痛は大きく分けて、一次性と二次性の二つに分類されます。

一次性の頭痛で代表的なものには、①緊張性頭痛②片頭痛③群発頭痛があります。

脳や首の骨自体には特に病変(出血や梗塞、骨折や変形)が見られず、見た目上の異常がないものです。

一次性頭痛の原因は、筋肉の緊張や、脳脊髄液、リンパ液、血液などの循環が悪くなって起こると言われています。

後頭部が痛くなる頭痛は、一般的に緊張型頭痛といわれ、『筋肉の緊張がきつくなる=コリ』が原因で頭が締め付けるように痛くなります。

目の奥が痛む頭痛は、自律神経の緊張によるもので、片頭痛や群発頭痛などです。

神経の緊張からくるものは、拍動を伴うような『ズキズキした痛み』が特徴です。

神経からの頭痛は、頭に行く血流やリンパとの関係が深く、気温の変化や気圧の変化により出てくることが多いです。

特に雨の前になると、低気圧の影響で血圧が下がり、血流やリンパの流れが緩やかになるためむくみが出やすくなります。

血圧が下がり浮腫んでしまうのを改善するため、自律神経が緊張し血圧を上げようと働きます。

その際に頭や顔の神経も緊張するため、目の奥や耳の周りの頭痛が起こりやすくなるのです。

神経からの頭痛は、首などのコリをほぐすと頭に行く血流が多くなるため、緊張性の頭痛と反対に、筋肉の緊張を取ることで、余計に頭痛がひどくなることがあります。

後頭部が痛む頭痛がひどくなると吐き気がする?

頭痛がひどくなると、吐き気がしたり嘔吐してしまう方もいらっしゃいます。

後頭部が痛む頭痛の場合、一次性のものであれば筋肉のコリが原因で起こる緊張性頭痛が一番多いです。

偏頭痛はどちらか片側のこめかみのあたりに痛みが出ることが多いですが、後頭部の痛みが出てくることもあります。

一次性頭痛の場合、徐々に痛みがひどくなったり、普段から頭や首が重いといった症状が多く、ひどくなってくると吐き気やめまいが出てきます。

コリがひどくなって起こる頭痛からの吐き気の場合は、急にひどくなることはありませんが、後頭部が急に痛くなる頭痛や急な吐き気には、気を付けなければいけないものも多くあります。

次の5つは、頭痛の中でも特に気を付けなければいけないものです。

①くも膜下出血
②脳出血
③脳梗塞
④髄膜炎
⑤脳腫瘍

こういった病気が原因の頭痛は、二次性頭痛と言われ、病院での治療が必要になります。

特に、くも膜下出血と脳出血は緊急性を要するものなので、疑いがあれば後回しにせず、必ず病院に行ってください。

その時の判定方法は、
・はじめて感じたくらいの激しい痛みか?
・何時何分から痛くなったか?
・顔を下に向けて首の後ろが痛みがあるか?
・首を横(左右)に振ると痛みが激しくなるか?
などがあります。

これらに当てはまる場合は、出来るだけ早く病院に行き、場合によっては救急車を呼ぶことをおすすめします。

後頭部が痛む頭痛を改善するには首の筋肉をほぐすのがポイントです

二次性の頭痛のチェックポイントに当てはまらず、いわゆるコリからの後頭部が痛む頭痛を解消するポイントをお伝えします。

筋肉のコリからの頭痛の場合、コリをほぐすと楽になってくるのですが、その際に大事なのは首の筋肉のほぐし方です。

肩や首の筋肉のコリがひどくなると頭痛に繋がることが多いですが、首には頭につながる血管や自律神経など大事な部分がたくさんあります。

特に耳の下あたりの筋肉の下には自律神経が通っているため、ここに強く刺激が入ってしまうと、頭痛や吐き気がひどくなってしまいます。

また、首の後ろ側の筋肉の下にも後頭部につながる神経があるため、強く刺激が入ることで頭痛がひどくなってしまうことが多いです。

つまり、首の筋肉は優しくほぐすことがポイントになります。

《首の筋肉のほぐし方と強さの目安》

・耳の下の筋肉は耳たぶの下から顎の横にある筋肉をほぐします。

首の筋肉のほぐし方と強さの目安

①指の太さくらいの筋肉を親指と人差し指の横全体でつまみます。
②皮を引っ張らないように気をつけながら、少し引っ張る感じで行います。

強さの目安:ほっぺたを引っ張って痛くないくらいの強さでつまんでください。

・首の後ろの筋肉のほぐし方

首の後ろの筋肉のほぐし方

①親指は使わず手のひらと4本の指で大きくつまみます。
②手のひら全体でゆっくりと引っ張り上げます。

強さの目安:握手をするくらいの強さでつまんでください。

それぞれ、少し物足りないかなという強さでほぐす方が、頭痛や吐き気がひどくなりにくいです。

頭痛や吐き気は重大な病気が隠れていることがあります。

少しでも気になる時には、早めに病院や治療院でご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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