転倒して膝を強打して腫れた|水がたまっていなくても腫れる理由と、足首・股関節との関係

前かがみになり太ももに手を当ててつらそうにする高齢の女性

「転倒して膝を打ったら腫れて曲がらなくなった」
「痛み止めだけなので良くなるのか不安」
「膝をかばって歩いていると腰も痛くなってきた」
今治市にお住まいの方で、このような症状でお悩みはありませんか?

膝のケガや変形などで膝の痛みがある方は、当院でもご相談の多いお悩みの一つです。

特に膝を動かすと痛みがあったり水がたまっていて曲がらなかったりする場合は、膝だけでなく足首や股関節に問題が隠れていることがあります。

このブログでは、転倒して膝を強打し、水がたまって腫れ、曲げ伸ばしや歩行がしづらくなったときの、腫れの原因と当院での考え方をお伝えします。

膝が痛くて曲がらない!腫れと痛みの原因と改善法|今治市 星野鍼灸接骨院

今回のテーマ

今回のテーマは、転倒して膝を強打したあと、腫れや痛みが続いて歩きにくくなったケガです。

転倒して膝を打つケガは、70代前後のご年配の方からのご相談が多いです。

段を踏み外して30〜40cmほど転落し、膝を強打して動けなくなった、というご相談です。

ケガから1ヶ月ほどたっても、膝全体が腫れてほとんど曲がらず、歩くのにも足を引きずってしまう。すぐに病院で診てもらい、水を抜いて痛み止めの薬を処方されたものの、なかなか痛みも腫れも引かず、歩けない状態が続いている、というお悩みです。

もともと腰の痛みがあった方が、膝を痛めてから腰痛も悪化し、だんだんとキッチンに立つのも辛くなっていく、というケースもあります。

お困りの状況

普段は買い物や送迎などで、歩いたり自転車に乗ったりすることが多いのに、膝を痛めてからは、無理に歩いて痛みがひどくなることがある。

このまま歩けなくなるのではないか?という不安から、当院にご相談される方もいらっしゃいます。

当院での検査

当院で膝の腫れを確認すると、水はほとんど引いていても、膝関節内側とお皿の下に炎症が強く出ていることがあります。

関節軟骨と、膝の曲げ伸ばしの際のクッションになる脂肪体が炎症を起こしている場合、長引く要因になりやすいのが、足首と股関節の動きの悪さから膝への負担が大きくなっていることです。

なぜ水がたまっていないのに膝が腫れるのか?

膝が腫れる原因で多いのは、関節水腫と言って水がたまる状態ですが、それ以外にも膝の周りにあるさまざまなクッションが原因になることがあります。膝が腫れる原因で多いのは、関節水腫と言って水がたまる状態ですが、それ以外にも膝の周りにあるさまざまなクッションが原因になることがあります。

①脂肪体の炎症

その中でも多いのが、膝のお皿の下から関節の周りにある脂肪体の炎症です。

膝を曲げる際のクッションになるのですが、転倒で直接打撲したり負担が大きくなったりすると脂肪体自体が腫れてきて引っかかりやすくなり、炎症を起こしやすくなります。

②不安定な足首

足首が不安定だと、歩く時に膝が内側に入りやすくなるため、軟骨や脂肪体の負担が大きくなります。

特に転倒した時に足首を捻っていると、足首の動きが悪くなって、その分膝が過度に動くことで、膝の内側に負担がかかるんです。

③股関節の曲がりが悪くなる

股関節周りの筋肉が硬くなると、股関節を曲げにくくなります。

特に太ももの前側や内側の筋肉が張ってくると、歩く時に股関節が十分に動かないため、膝が過度に動いて負担が大きくなるんです。

これが原因で、足が上がりにくくなるため、膝の動きが悪くなってしまいます。

つまり、膝の負担を減らすには、足首と股関節の動きを整える必要があるということです。

なぜ膝の水を抜くの?

膝の水を抜くと、関節の腫れが引き、曲げ伸ばしがしやすくなります。

膝に水がたまるのは、転倒で膝に炎症が起きた時の身体の反応なんです。関節内の炎症で滑膜が刺激されて、関節液が過剰に作られてしまいます。

水を抜く時に薬を注入することもあり、脂肪体や関節の炎症は回復しやすくなります。

ところが、膝の負担の要因となる足首や股関節の動きにくさは、そのままでは変わりません。

痛みが楽になったからといって動いていると、また膝に無理がかかり炎症が悪化することがあります。

これが痛みが長引く原因です。

つまり、水を抜く治療と併せて、足首と股関節を整えることが、膝の腫れに向き合う大切なポイントだと考えています。

当院での施術

膝をほとんど曲げることができない場合は、まず足首の動きを整えていきます。

足首を動かす筋肉には膝と関係しているものもあるため、足首が動かしやすくなると、膝の動きにもつながると考えています。

膝が曲げやすくなったら、股関節をチェックし、曲げにくくなっている原因の前側のつまりを整え、関係する筋肉が動きやすくなるように施術を行います。

これにより、膝がまっすぐ動きやすくなり、負担を減らすことを目指します。

施術の進め方

炎症がひどい時期は、毎週1回ほどの間隔でお越しいただきます。

その後は状態をみながら、2週間、3週間、4週間と少しずつ間隔を空けていきます。
同じお悩みの方からも、嬉しい感想をいただいています。

転倒のあと、こんな様子なら、まずご相談ください

転倒後に次のような症状がある時は、様子を見るより先に一度ご相談ください。

– 膝が全く曲がらない

– 激しい痛みが続く

– 膝が熱を持って腫れが増している

– 体重をかけられない

これらの症状は、骨折や靭帯損傷の可能性もあります。
検査をして状態を確かめ、病院で診てもらう必要があると判断した時は、こちらから整形外科をご紹介します。

症状によっては、医師の診察が必要な場合があります。気になる症状があるときは、まず医療機関にご相談ください。

まとめ

膝の曲げ伸ばしがしづらくなるのは、膝関節の腫れが原因で起こりやすいですが、足首や股関節の動きの悪さも、痛みが長引く要因の一つとなります。

転倒直後や腫れがひどい時には安静にするのも大事ですが、痛めてから数週間経っても痛みが引かない場合には、膝以外に要因があるかもしれません。

安静にしていてもなかなか痛みが引かない、痛みが引いても動くとすぐにぶり返して仕事や日常生活に不安がある場合は、当院までご相談ください。

早めに対処することを大切にしています。

膝の痛みがなかなか良くならない理由と、当院の考え方は、こちらのページにもまとめています。
今治市で膝の痛みが良くならない方へ|膝だけを見ない当院の考え方

(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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