新年度になって6月になると小学校の運動会も終わり、中学生や高校生はもうすぐ総体が始まります。
総体に向けての練習などで怪我が増えてくる時期でもあります。
スポーツにおいてよく見られるケガの一つに肉離れがあります。
運動量が増えたり、急に走ったり跳んだりすることで筋肉に強い負荷がかかり、肉離れを起こすことが多いです。
肉離れでご来院された方のお話では、安静にして楽になったと思っていても、運動を再開すると痛みがひどくなり不安だとお聞きすることもあります。
早く競技に復帰したくても、痛みが再発すると不安ですよね。
そこで今回は肉離れについて解説し、早く治すコツについてまとめました。
ぜひ一緒に解消していきましょう!
肉離れを早く治すにはテーピングが効果的
肉離れはスポーツや急な動作で起こることが多いです。
原因には
・急激な負荷や繰り返しの動作
・ウォームアップやストレッチの不足
・水分不足
などがあり、筋肉が硬くなり弾力性が少なくなると、急な力がかかる際に切れやすくなります。
また、曲げる筋肉と伸ばす筋肉など関節を動かす筋力の差が大きいほど、負担がかかりやすく、筋肉を損傷しやすくなります。
左右に引っ張ったゴムが切れると、切れた両端が縮んでしまいますよね?
筋肉もそれと同じような状態になります。
肉離れは筋肉が切れた状態ですので、早期回復のためにテーピングで、切れて離れた筋肉の幅が広がらないように固定することが多いです。
肉離れを早く治すコツは縮んだ筋肉を伸ばすこと
切れた筋肉の両端は縮んで固まっていますので、切れた端と端がこれ以上広がらないようにテーピングで固定していますが、このままでは治るのが遅くなることがあります。
それは、切れた筋肉の端と端は硬くなったまま離れているからです。
肉離れを起こした筋肉は、切れたゴムと同じように引っ張られた方向に縮んで固まります。
その硬くなった部分の緊張をほぐし、切れた筋肉の端と端をできるだけ近くにすると、さらに早期回復が見込めます。
肉離れ=ケガなので、ほぐす際には患部に負担がかからないような注意が必要です。
適切な場所に適切なマッサージを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、炎症を軽減することができ、早期回復につながります。
テーピングの前にしてほしい肉離れを早く治すマッサージ
それでは、肉離れを早く治すためのマッサージについてお伝えします。
一番に注意してほしいのは、肉離れで筋肉が切れて痛みのある部分はマッサージしないことです。
ですので、まずは一番痛みのあるところに印をつけることをお勧めします。
肉離れをしている部分の見つけ方は、筋肉の一番痛む部分を指でなでることです。
触ってみて凹んでいる部分があれば、そこが肉離れの場所です。
わかりにくい場合は、痛む部分を指でなでて硬くなっている部分、盛り上がっている部分を見つけます。
マッサージは、この硬くなっている部分までをほぐしていきます。
マッサージの仕方
痛みのある筋肉の、指先に近い関節のそばを軽くつまみます。
そこから、硬くなって盛り上がった部分に向かって、皮膚に少しシワがよる程度の強さでゆっくりとさすっていきます。
10回ほど繰り返したら、今度は同じ筋肉の指先から遠い関節のそばを軽くつまみます。
そこから同じように、硬くなって盛り上がった部分に向かって、皮膚に少しシワがよる程度の強さでゆっくりとさすっていきます。
こちらも10回ほど繰り返します。
はじめに印をつけたところをもう一度触ってみて、硬くなっている部分、盛り上がっている部分が小さくなっていたらOKです。
もしまだ硬くなっているようであれば、もう一度同じマッサージを繰り返してください。
硬くなっている部分が小さくなったら、肉離れに対するテーピングを行います。
テーピングについては、別の動画で説明していますので、そちらも併せてご覧になってみてください。
まとめます。
肉離れとは筋肉が切れている状態です。
切れた端が硬くなって縮むので、さするようにマッサージしてほぐします。
その後テーピングを行うことで、早期回復につながります。
このマッサージとテーピングをしても痛みがなかなか引かない場合は、ケガがひどかったりその他に痛みの原因があったりすることがあります。
その際には、当院にご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
ご予約はこちら
LINEでのご予約は24時間受け付けています。
こちらの画像をタップしてご予約、ご相談ください。
⬅️LINE予約はこちら⬅️
こちらの画像をタップしても、電話がつながります。
⬅️電話予約はこちら⬅️
この記事へのコメントはありません。