先生、急患です!保育園園長から腕が抜けたとSOS『腕を踏まれた子ども~肘内障』

公園で白い大きなふわふわドーム(トランポリン状の遊具)で遊ぶ子どもたち

先日の日曜日の休診日のお話です。

所用で新居浜に出かけていたところ、僕のスマホに保育園の園長先生からのSOSが入りました。

園児が土曜日のお昼にしまなみアースランドでトランポリンをしていて転倒し、そこにほかの子が着地したため、腕を踏まれて急に腕を動かさなくなってしまった、ということでした。

しまなみアースランドのトランポリンは、写真のように普段たくさんの子どもたちでにぎわっています。

たまたま転倒した時に運悪く踏まれたために、腕を傷め動かせなくなったようです。

土曜日のお昼から病院に行き、検査は異常なし。
骨は大丈夫なので、湿布を出しておくので、まだ痛むようだったら週明けに来てくださいとのことだったようです。

たまたま日曜日に保育園で文化祭があり、園長先生が異常に気づき当院を紹介してくれました。

新居浜から帰ってすぐに院まで来ていただき、男の子と対面。
挨拶もきちんとでき、痛みを我慢するとてもいいお子さんです。

注意深くケガをした腕を確認。
レントゲンでは骨折はないと言われましたが、過去にレントゲンでわからなかった例もあります。

骨折の所見はなかったので、関節の可動域や圧痛を確認。
肘のところに強い痛みがあります。
症状から見ると、典型的な肘の脱臼の症状です。

子どものケガで多い肘の脱臼で、腕を引っ張って抜けることが多くありますが、踏まれたり寝返りでも起こすことがあります。

今回は、踏まれたことで肘に強い外力がかかり、肘の関節を脱臼してしまったようです。

脱臼は外れてからの時間が経つほど入りにくくなります。
1日経っていましたが、整復後はきちんと関節が元の位置に入ってくれました。

入って痛みがなくなっても、一日外れていたので、痛みの記憶が強く、なかなか動かすことができなかったので、バルーンアートの剣をプレゼントして遊んでもらいました。

きっちりと腕を振って遊んでいたので、これで痛みの恐怖感も消え、動かすようになったので一安心。

今回は一日経っていましたが、 脱臼は少しでも早く処置することが大事です。

子どもが急に腕を動かさなくなったり 痛みがなかなかひかない場合は一度ご相談ください。

肘内障のページはこちら

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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