足底腱膜炎の症状改善|痛みを改善するための靴の選び方

かかとや足の裏の痛みで歩くと辛い・・・

足底腱膜炎と呼ばれるこの症状は、特に朝起きてすぐの歩き始めや、急に歩いた際にかかとや足の裏がピリッと痛いことが挙げられます。

今回のブログでは、足底腱膜炎の症状を改善するための靴の選び方をお話していきます。

動画では実際に靴で説明していますので、こちらも併せてご覧ください。

足底腱膜炎の症状改善|痛みを改善するための靴の選び方|今治市 星野鍼灸接骨院

足底腱膜炎の症状と痛みの原因

足底腱膜炎になりやすい方に多くみられる原因は、
・長時間立ちっぱなし
・長時間の歩行
・足の柔軟性の低下
・合わない靴の使用などがあります。

立ちっぱなしや歩くことが多くなると、どうしても足の裏にかかる負担が大きくなるので、足裏の筋肉が疲労して硬くなり痛みが出やすくなります。

また、硬くなってくる=土踏まずのクッションが効きにくい状態です。

足底腱膜の柔軟性の低下により、踏ん張りがききにくくなって痛みが出やすくなってきます。

足底腱膜は大きく分類して、3つの土踏まず(アーチ)を作ります。

まず1つ目は、足の内側の土踏まず(アーチ)です。

足の内側の土踏まず(アーチ)

内側の所は、3つの土踏まずの中でも一番大きなアーチで、内くるぶしの下にあり、見た目でも凹んでいる所になります。

そこのちょうど頂点になっている所に体重がかかり、地面からの衝撃を和らげるクッションの役目をしています。

2つ目のアーチは、外側にあります。

足の外側の土踏まず(アーチ)

外側は、内側に比べて少し土踏まずが見えにくいです。

この部分のアーチも同じようにクッションになって動いてくれます。

3つ目のアーチは指の付け根の部分にあり、内側と外側のアーチと共にクッションの働きがあります。

足の指の付け根部分の土踏まず(アーチ)

3つのアーチによって作られる、大きな三角の箱のような形です。

前から見ても横から見ても少し丸くなって、大きな三角の箱を作ることで衝撃を吸収する立体的なクッションになり、どの方向から体重がかかってもちゃんと足が踏ん張って支えてくれるようになります。

足底腱膜炎の痛みを改善するために必要なこと

足底腱膜炎になると、クッションを形作る筋肉が緊張して硬くなるために、クッションが上手く働かなくなります。

その痛みを改善するためには、まず土踏まずのアーチの崩れを予防していく事が大事です。

土踏まずのアーチになっている部分がクッションとして働くために、アーチをしっかりキープ出来る状態がポイントになります。

アーチが崩れると、体重がかかるかかとの骨の負担が大きくなり痛みが出てくるので、アーチが崩れないように支えていく事が改善するために必要です。

負担がかかる場所としては、足指の付け根とくるぶしの下です。

くるぶしより少し前になるのですが、土踏まずのアーチの頂点の所に負担がきてしまいます。

この部分がしっかり安定するように固定してあげる事が、一番のポイントになってくるので、靴もその部分がしっかり安定するような靴を選ぶのがポイントになります。

足底腱膜炎の痛みを改善するための靴の選び方
靴のかかと

①かかとの補強

ではどのような靴が良いのかをお伝えしていきます。

メーカーに関しては、どこのメーカーの靴でも見るポイントは同じになります。

まず1つ目のポイントは「かかと」の部分です。

写真の黒い部分でNIKEの文字が入っている部分は、足首が入るので多少柔らかいですが、写真の赤い半円部分は、かなり硬く補強されている状態になっています。

ここが硬いことが大事なポイントは、補強された部分がしっかりしていることで、足が内や外に動きにくくなってズレなくなることです。

このかかとの部分がしっかりしていることが、1つ目のポイントになります。

2つ目は、「曲がる位置」です。

靴が曲がる位置

②靴が曲がる位置

なぜ曲がる位置が大事かというと、ちょうど足の指が入っていて、指の付け根部分がしっかり曲がってくれるかどうかで足の動きが変わってくるからです。

靴の後ろと前を持ってギュッと曲げると、自然に曲がる所があります。そこが曲がりやすくなっているかどうかを確認してみてください。

全体が柔らかい靴であれば、グニャッと靴の真ん中で折れるように曲がり、逆に安全靴のように硬いと曲がらないので、上手く指先が使えず踏ん張りがきかなくなってしまいます。

これも、足裏の負担が大きくなる原因になります。

3つ目は、「サイドマーク」です。

靴のサイド補強

③靴のサイド補強

分かりやすく言うと、横のロゴマークが入っているところになります。

ロゴマークは飾りだけではなく、実はその部分が補強になっています。

写真の靴は分かりやすくするために黒いラインを入れました。

ロゴマークと靴ひもの横の所に、ラインが3つ入っているのが分かると思います。

このラインも足の甲を支えるための補強になっています。

なので、写真②で靴の前と後ろをもって曲げた時でも、補強された部分の形が変わっていない事が分かるかと思います。

この形が変わらない事で、土踏まずの部分をしっかり支えるようにロゴの部分でも安定させてくれているという事です。

なので、靴を曲げた時にサイドマークが潰れないような靴を選んでもらうといいです。

硬くなっているのは、かかととサイド部分でそこがいかに補強されているかどうかです。

しっかり補強されているようであれば、踏ん張ったときにもしっかり安定した状態になります。

このように、かかと部分とサイド部分が固定されていれば、後ろと横で足首をがっちりと固めてくれるようになります。

さらに紐を結ぶと、①〜③の補強されている部分で足の甲・土踏まずのアーチを固定するように靴は出来ているので、①〜③の部分がしっかりしている物を選んでもらうと、足裏・土踏まずを支えるアーチの所に負担が少ないような靴を選ぶことができます。

足裏・土踏まずを支えるアーチの所に負担が少ないような靴

また靴を履くときに、かかとでトントンとしてから紐を結んであげることで、かかとと足の甲で靴が安定します。

こうする事で、足にしっかり靴が固定されるので動いた時に靴がズレないですし、土踏まずを支えてくれている状態が安定して作れますので、履き方なども意識してもらうだけでも、より快適に靴が履け、痛みが少なくなるような靴になります。

ぜひ今回お話した部分を意識して靴を選んでみて下さい。

まとめると・・・

今回の足底腱膜炎で足の裏が痛い場合の靴の選び方をまとめます。

◎メーカーは何でもよい=自分にあった靴
◎しっかりかかとが硬い靴
◎曲げた時に足指の付け根の所で曲がるか
◎曲げた時にサイドマークの所が潰れないか

靴を曲げた時にしっかり補強がされていて形が変わらないものを選んでみて下さい。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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