筋トレやストレッチで改善しない肩こり|悪化を防ぐポイントは姿勢

肩こりは、当院に来院される方の中で、腰痛とならぶ身体の不調の中で最も多い中の一つです。

テレビや雑誌を見ていると、肩こりの予防のために、筋トレやストレッチを紹介されることが多いですが、なかなかそれだけでは改善しないという方もいらっしゃいます。

その理由は「姿勢」にあるのですが、今回のブログでは改善しない理由と、悪化を防ぐポイントについてまとめました。

以前から肩こりがある方・ストレッチをしても肩こりが良くならない方の参考になると思いますので、是非ご覧になってみてください。

肩こりが筋トレやストレッチをしても改善しない理由|今治市 星野鍼灸接骨院

肩こりの原因と症状

肩こりで当院にご来院頂いている患者さんに、思い当たる原因をお聞きすると、次のようなことが多くあげられました。

・運動不足
・デスクワークが長い
・同じ動作が続く

普段運動不足を感じている方が少し作業をすると凝る感じがしたり、長時間のデスクワーク(パソコン作業など)をしていて、姿勢が悪くなって肩のコリを感じる事が多いようです。

また、反復的に同じ動作を繰り返していると、筋肉が疲れて肩こりが出てくると言われる方もいらっしゃいます。

こういった肩こりの症状には、肩が重くなる・動く時に身体か硬くなって動きにくい・首が痛い・頭痛など、肩だけでなく首や頭の痛みを訴える場合もあります。

肩こり予防に筋トレやストレッチがいいの?

筋トレ

肩こり予防で一番多く紹介されるのがストレッチと筋トレ、いわゆるエクササイズです。

もちろん、効果があるのでテレビや動画で紹介されているのですが、エクササイズを行う目的は筋力アップや柔軟性アップです。

筋力不足で肩こりが出やすい方は、筋トレをして筋肉を強くすることで、筋肉がコリにくくなることを目的としています。

また、ストレッチの目的は、筋肉の緊張緩和の効果を期待したものです。

デスクワークなどで背中が丸くなるような姿勢が続いたり、同じ動作が続くことで筋肉が緊張して凝ってきます。
この時に、緊張しているところをストレッチでほぐしてあげるという目的があります。

ではなぜ、筋トレやストレッチをして効果が出る人・出ない人がいるのでしょうか?

これはなかなか自己判断が難しいところではありますが、筋力低下からの肩こりでも単純に運動不足で筋肉不足の場合もあります。

同じ筋力低下でも、運動不足なのか?運動しすぎなのか?など筋力が低下している原因でも逆のことが考えられます。

筋肉が緊張して肩こりになる場合も、本当に同じ姿勢が続き動かないために筋肉が緊張しているのか?反復動作で動きすぎて筋肉が緊張するのか?とこちらも逆のことが考えられます。

つまり、本当に筋肉が緊張する原因・筋力が低下する原因は何なのかということです。

筋トレで改善する肩こりのタイプは?

では、どういうタイプの方が、筋トレやストレッチで改善するのか原因別に挙げてみます。

・運動不足
・デスクワークが長い
・同じ動作が続く

先ほどあげた肩こりの原因と同じ3つです。

同じように筋トレやストレッチで良くなる場合と良くならない場合の違いは、先程もお伝えした姿勢がポイントになります。

筋トレで改善するタイプの肩コリでも、同じトレーニングをしてなかなか改善しない理由は、一部の筋肉に負担がかかる為です。

肩こりの場合、肩や首の筋肉に負担がかかりやすい姿勢になっているため、トレーニングをしても無理な動作になりやすく、筋トレによって負担が強くなってしまうので、思うように肩こりが改善しない場合があります。

筋トレで肩こりを悪化させないポイントは姿勢

肩こりを悪化させない姿勢

姿勢が少し違うだけで筋肉にかかる負担は、大きく変わります。

筋トレで肩こりを解消するポイントは「動きやすい姿勢で行う」ことです。

筋肉に負担がかからないような姿勢がとれれば、無理な筋トレやストレッチにならず気持ちよくエクササイズができます。

どういう姿勢が、肩こりの筋トレやストレッチに有効なのかというと、重心が安定した姿勢です。

実験してみましょう。

例えば肩を動かす時、頭を前に傾けて腕をバンザイしてみて下さい。

頭が前に傾いている時と、真っ直ぐになっている時では、前に傾いている時の方が腕が上がりにくくなりませんか?
このように、少しの違いなのですが、こういったことが少し変わるだけで運動しやすくなり肩こりの予防につながってきます。

筋トレやストレッチをする時に、どういった姿勢でやっているか、自分の姿勢が動きにくくないかなどに気をつけるだけで、効果が違ってきます。

また、ジムに通われている場合であれば、インストラクターの方に指導してもらうのも一つの方法です。

ちょっとした姿勢のポイントがわかるだけでも、とても効果的になります。

今回のブログは、肩こりで筋トレやストレッチをしても改善しない理由についてお話しました。

そのポイントは姿勢にあり、ちょっとしたストレッチの時の姿勢の使い方だけでも、かなり効果が上がってきます。
安定して身体が動きやすい状態をつくってあげる事がポイントなので、姿勢に気をつけて筋トレやストレッチをしてみてください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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