脊柱管狭窄症の牽引の効果とリハビリの期間|手術予防に最適な筋トレは?

腰痛の原因と言われるものに、脊柱管狭窄症があります。

脊柱管狭窄症は、背骨の変形や椎間板ヘルニアなどにより、背骨にある神経の通り道が狭く圧迫されるようになり痛みが出ることが多いです。

腰痛の他に、
・長時間歩くと足の痺れや痛みがひどくなる
・座って休憩するとまた歩けるようになる
・自転車に乗ると痛みや痺れが楽になる
・腰の痛みより足の痛みや痺れの方が辛い
などの症状が見られます。

脊柱管狭窄症では、症状が悪化すると手術を選択する場合があります。

最近の研究では手術後4年以内は経過が良好ですが、10年経過すると手術をした場合としなかった場合の経過における差異はほとんどないというデータがあります。

今回のブログは、脊柱管狭窄症を改善するための筋トレや、牽引や手術後のリハビリなどの整形外科的処置について、まとめました。

脊柱管狭窄症を改善したい、できれば手術を避けたいという方のお役に立てると思いますので、一度ご覧ください。

脊柱管狭窄症のリハビリで牽引の効果はある?

脊柱管狭窄症で病院にかかると、リハビリとして牽引療法を行う場合があります。

脊柱管狭窄症は背骨にある神経の通り道が狭くなっているので、狭窄部分に牽引療法を行うことで広げたりストレッチをする目的で行われてきました。

最近になり、段々と牽引療法を行うところが減ってきているのですが、それには次のような理由があります。

腰痛治療ガイドラインで牽引治療に対する効果を認めるとする研究データが少なく、有効であるという理由に乏しいと判定されています。

また、一定の条件なら効果があるという論文もあり、『はっきりとした原因のある椎間板ヘルニアで、症状があまりひどくなく、今まで腰痛をそこまで感じたことがない患者』に対しては一時的に日常生活の質が改善する場合もあるようです。

つまり、今まで腰痛になったことがないような場合であれば、一時的に楽になることがあるがそれほどまでに効果は期待できない、という位置づけです。

現在の治療において、牽引療法が減ってきている理由は、このようなところにあります。

脊柱管狭窄症の手術後のリハビリの内容と期間は?

脊柱管狭窄症では症状がひどくなると手術が適応になる疾患です。

手術後には腰椎を安定させるためのコルセットを装着して、背骨の負担を減らし、リハビリ運動をしながら腰回りの筋肉をつけていきます。

コルセットの着用期間の目安は3ヶ月で、それ以降に徐々にコルセットを外した状態で日常生活ができるようにリハビリを進めていきます。

リハビリ運動で鍛えていく筋肉は、お腹周りの筋肉が中心です。

腹筋と背筋がしっかり働くと、背骨の前後から支えてくれるようになるため、体を安定させやすくなります。

また、背中を反る姿勢を取ると腰痛が悪化してしまうため、背筋やお尻の筋肉を対象にストレッチや電気治療なども行います。

リハビリの目的は腰椎の安定を図ることで、リハビリ前半の目標は患部の安静と動きの回復、後半ではコルセットを早期に外せるように筋力をつけていくことです。

体の状況によっては、リハビリ終了後もコルセットをつけて安静を維持していく場合もありますが、どうしても筋力低下していくためコルセットが手放せなくなってしまうことがあります。

脊柱管狭窄症の手術を予防するリハビリに最適な筋トレ

脊柱管狭窄症は段々と症状が進行するにつれて、足の痛みや痺れが強くなり歩ける距離が少しずつ短くなってきます。

症状が悪化する=背骨の狭窄がひどくなるということなので、狭くなっている部分を解消するために手術が適応になることが多いです。

最近の研究では手術後4年以内は経過が良好ですが、年数の経過とともに手術をした場合としなかった場合の症状の差がほとんどないというデータがあります。

そういった理由から、できるだけ脊柱管狭窄症で手術になることを予防するために、自宅でのセルフケアに最適な筋トレをお伝えいたします。

①ヒップリフト運動

・あお向けになって、膝を90度に立てます
・お尻を胸の方に引き上げるように息を吐きながらお尻を上げていきます
・尾骨、骨盤、背骨という感じで順番にあげていきます
・膝と身体のラインが一直線になったところで止めます
・今度は息を吸いながら、背中、骨盤、尾骨とゆっくり下ろします

ヒップリフト運動はお尻を少しずつ上げていき、痛みで上がらない場合などは無理せずできる範囲で行なってみてください。

②膝を抱えるストレッチ

・仰向けに寝たまま体育座りのように両足を抱えて、体を丸くする。
・その状態で膝を胸に近づけるように10回動かす。
・足首を交差して、同じように膝を抱え胸に近づけるように10回動かす。

・足首を反対にして、また同じように膝を抱え胸に近づけるように10回動かす。

それぞれ抱えるように足を動かすことで、腰から背中の筋肉が緩み、腰が反るのを予防できます。
脊柱管狭窄症は、適切な運動を行うことで悪化するのを予防することができます。

運動も無理せずできる範囲で行ってみてください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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