坐骨神経痛で長時間歩けない|仕事復帰の期間を早めるための対処法

当院にご来院の方で、一番多くお聞きするお悩みが腰痛です。

それもそのはず、腰痛でお悩みの方は日本で3000万人にも上るというデータがあり、30代では約7割の方が腰痛を経験しているとも言われます。

そんな腰痛はぎっくり腰のように急性のものと、坐骨神経痛に代表されるような慢性のものがあります。

坐骨神経痛は、慢性腰痛の原因がわかっているものの中でも3割以上を占め、腰痛だけでなくお尻や足の痺れや痛みが出てきたりします。

またお尻や足の痺れや痛みがひどくなってくると、歩ける距離がだんだんと短くなり、長時間の歩行が苦痛になり、仕事や家事に支障が出て悩んでいる方も多いです。

今回のブログでは、坐骨神経痛で長時間歩けない時にできる対処方法についてまとめました。

足の痺れや痛みで仕事や家事に支障が出て困っているという方のお役に立てると思いますので、一度ご覧になって見てください。

坐骨神経痛で長時間歩けない|安静期間と早く仕事に復帰するための対処法|今治市 星野鍼灸接骨院

坐骨神経痛で長時間歩けない時は仕事を休んだ方がいい?

坐骨神経痛で歩くのも痛くなってくると、仕事を休んで無理をしない方がいいと言われることが多いです。

では坐骨神経痛になると、なぜ腰だけでなくお尻や足に痺れや痛みが出てくるのでしょうか?

坐骨神経は、腰の背骨や骨盤のところから出た神経がお尻の筋肉の間から足に繋がっています。

長時間の同じ姿勢が続くことにより、お尻の筋肉の緊張により神経への負担が強くなってくるため、神経の通っているお尻や足の痺れ・痛みが出やすくなります。

ですので、安静にしてお尻や腰の負担を減らして痛みを軽減するため、病院では仕事を休むよう指導されていたのです。

今まで坐骨神経痛の原因は、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの骨や軟骨の変性による姿勢の変化が元になるとされてきました。

ところが、世界的な腰痛学会で背骨の変形やヘルニアは直接的な痛みの原因にはならないという事が発表され、坐骨神経痛で歩けないから手術しないといけない、という事はなくなってきています。

現在では、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛になるのではなく、動作や姿勢に不具合が出ることで筋肉や関節に負担がかかり、坐骨神経痛を起こすと言われています。

筋肉や関節にかかる負担を軽減することで、坐骨神経痛であっても少しずつ長い時間歩けるようになってくるということです。

坐骨神経痛で歩けない時の回復期間は短くできる?

坐骨神経痛の初期には、痛みや痺れがお尻や太もも裏など部分的に出るだけですが、症状が進むにつれて立ち座りで痛みが出てくるようになり長時間歩けなくなってきます。

長時間の同じ姿勢での仕事が続き、動きやすいに姿勢に戻しにくくなることで、だんだんと歩ける距離が短くなってきます。

歩く時には、腰だけでなく足やお尻の筋肉の負担も大きくなってくるため、お尻や足の筋肉の緊張が続き緩和しにくくなってくるためです。

また歩くのが辛くなると、5分ほど座って休むとまた歩けるようになることが多いです。

休息することでお尻や足の筋肉の緊張が緩和され、坐骨神経にかかる負担が減り痛みや痺れが楽になってきます。

つまり、お尻や足の筋肉の緊張を少しでも早く緩和することで、歩けない状態からの回復期間が早くなるということです。

安静にして休むことだけでなく、腰の負担を減らす姿勢や運動がさらに回復を早める手段になってきます。

坐骨神経痛で歩けない時間を減らすためにできる対処法

坐骨神経痛で歩けない時間を減らすためには、お尻とふくらはぎの緊張を改善することがポイントになってきます。

対処方法としてストレッチをお伝えします。
それぞれのストレッチは、立った状態でできます。

一つ目はお尻と体幹のストレッチです。

この筋肉は、体を支えるためにコルセットと同じような働きをしてくれます。
ここの筋肉をストレッチして緩めることで、歩きやすくなります。

①お尻と体幹のストレッチ(右側の場合)
・足を肩幅に広げます
お尻と体幹のストレッチ(右側の場合)・右足に体重をかけるようにお尻を右に横移動します
お尻と体幹のストレッチ(右側の場合)・体が左に傾いてきますので、両手をバンザイして大きく側屈します
お尻と体幹のストレッチ(右側の場合)・その状態で10秒伸ばし、ゆっくり戻ります

腰から脇が伸びる感じがあればOKです。
これを左右2回繰り返します。

もう一つはふくらはぎのストレッチです。

ふくらはぎの筋肉を緩めることで、足が出やすくなります。

①ふくらはぎのストレッチ
・つま先をそろえて立ちます
ふくらはぎのストレッチ・足を交差します
ふくらはぎのストレッチ・太ももに手を滑らせながら前屈します
ふくらはぎのストレッチ・その状態で10秒伸ばし、ゆっくり戻ります

太ももや膝裏からふくらはぎが伸びる感じがあればOKです。
これを左右2回繰り返します。

それぞれのストレッチを普段から行ってもらったり、歩けなくなる前や歩けなくなって休息するときに行ってもらう事で、少しずつ安静期間が短くなり、歩けるようになってきます。

運動をしばらくやってみて改善しない場合は、他に原因が考えられます。

無理せずできる範囲でやってみてくださいね。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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