「病院でアイロン体操を教わったけど、やり方がよくわからない…」
「パンフレットを見ながら続けているのに、全然良くならない…」
「本当にこのやり方で合っているのか不安…」
今治市にお住まいの方で、こんな四十肩・五十肩でのお悩み、ありませんか?
五十肩でアイロン体操を指導されたけど効果を感じられない方、本当に多いんです。
私の治療院でも、「3ヶ月続けたけど全然良くならなかった」「パンフレットを見ても口頭で説明されても、やり方がよく分からない」という患者さんが多く来院されます。
でもご安心ください。
この記事では、アイロン体操の**正しいやり方**と、**効果が出ない2つの理由**について詳しくお伝えします。
実は、多くの方が間違ったやり方でアイロン体操を行っているんです。そして、正しくできていても効果が出ないケースには、ある共通した理由があります。
アイロン体操とは?
アイロン体操(振り子体操とも言います)は、五十肩の治療として病院でよく指導される体操です。
**力を入れずに腕を動かすことで、肩関節の可動域を広げる効果**があります。
痛みで動かさなくなった肩関節を、無理なく動かすことができるため、肩関節の動きを改善するには効果的な方法なんです。
なぜ効果が出ないのか?2つの理由
アイロン体操を続けても効果が出ない理由は、大きく分けて2つあります。
理由1:やり方が間違っている
この体操は一見簡単そうに見えるんですが、やり方が分かりにくくて、思うような効果が出ないことが多いんです。
病院のパンフレットや口頭での説明だけでは、どうしても細かいニュアンスが伝わりにくいんですね。
**よくある間違いがこれです。**
ペットボトルを持って、**腕を振る**。
これだと、腕に力が入ってしまって、肩関節に余計な負担がかかってしまいます。だから効果が出にくいんです。
理由2:アイロン体操が効くのは「肩関節の動き」だけ
もっと重要な理由があります。
五十肩には大きく分けて3つの原因があります。
アイロン体操の効果 としては、
①背骨の歪み → 改善しない
②肩甲骨の動作不良 → 改善しない
③肩関節の動きが悪い → 改善できる
つまり、**アイロン体操は3つの原因のうち、1つにしか効果がない**んです。
背骨の歪みや肩甲骨の動作不良が原因の場合、いくらアイロン体操を続けても改善しません。
正しいアイロン体操のやり方
それでは、正しいやり方をお伝えします。
詳しくはブログ冒頭の動画をご覧ください。
【準備するもの】
– 500mlのペットボトルに水を入れたもの
– または軽めのダンベル(0.5kg〜1kg程度)
重すぎると腕に力が入ってしまうので、軽めのものを選んでください。
【姿勢の作り方】
1. 椅子やテーブルに片手をつきます
2. 体を前に倒します
3. 痛い方の腕にペットボトルを持ちます
4. **腕は完全に力を抜いて、ダラーンと下げます**
この時、腕に力が入っていないことを確認してください。ダラーンとした状態が正しい姿勢です。
【動かし方】ここが最も重要です
**腕を振るのではなく、体を動かします。**
1. **体を前後にゆっくり揺らします**
2. 腕は力を入れず、体の動きに任せます
3. 自然と腕が振り子のように前後に動きます
- Screenshot
- Screenshot
**ポイントは「腕自体を振ろうとしない」こと。**
体の揺れで腕が勝手に動くのを利用するんです。
体を動かすと、腕が自然と振り子のように動きます。これが正しいアイロン体操のやり方です。
【回数と頻度】
– 前後に**10回**揺らします
– これを**1日3セット**行います
– 朝・昼・夕方など、時間を分けて行うと効果的です
【応用編】慣れてきたら
前後だけでなく、以下の動きも取り入れてみてください。
– **左右**に体を揺らす
– **円を描くように**体を動かす
いろんな方向に動かすことで、肩関節の可動域がより広がっていきます。
やってはいけない3つのNG
NG1:腕に力を入れて振る
腕を自分で振ろうとすると、肩に力が入ってしまいます。
**体の動きで自然に腕が動くのを利用**してください。
NG2:重すぎるダンベルを使う
重すぎると腕に力が入ってしまいます。
500mlのペットボトル程度の軽さで十分です。
NG3:痛みを我慢して続ける
痛みが強い場合は、揺れを小さくして無理せず行います。
痛みを感じたら、その日は中止してください。
効果が出ているかの判断基準
目安として、**2週間続けて**みてください。
効果が出ている場合
– 腕を上げる時の痛みが2〜3割軽減している
– 腕を上げられる角度が少し広がっている
– 肩周りの張りが和らいでいる
この場合は、そのまま継続してください。
効果が出ていない場合
2週間続けても痛みが2〜3割も改善しない場合は、**背骨の歪みや肩甲骨の動作不良が原因**の可能性が高いです。
アイロン体操では改善しない原因があるため、専門的な治療が必要になります。
放置すると拘縮期に入ってしまいます
五十肩を放置すると、痛みを避けるために無理な使い方を続けてしまいます。
この結果、症状が長引くだけでなく、**拘縮期**という段階に入ってしまうことがあります。
拘縮期に入ると、肩関節の組織が固まってしまって、関節の動きが大幅に制限されてしまいます。
こうなると、元の状態に戻すのが非常に難しくなります。
早めに適切な対処をすることが大切です。
まとめ
五十肩のアイロン体操について、正しいやり方と効果が出ない理由をお伝えしました。
**大切なポイントは:**
– アイロン体操は**腕を振るのではなく、体を動かして腕を振り子のように動かす**
– **腕に力を入れない**ことが最も重要
– アイロン体操が効くのは**肩関節の動きの問題だけ**
– 背骨の歪みや肩甲骨の動作不良には効果がない
– **2週間続けても改善しない場合**は、専門的な治療が必要
まずは今日お伝えした正しいやり方で、2週間続けてみてください。
もし改善が見られない場合や、仕事や日常生活に支障が出ている場合は、当院までご相談ください。背骨の歪みや肩甲骨の動作不良を整えることで、改善するケースが多いです。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
ご予約はこちら
LINEでのご予約は24時間受け付けています。
こちらの画像をタップしてご予約、ご相談ください。
⬅️LINE予約はこちら⬅️
こちらの画像をタップしても、電話がつながります。
⬅️電話予約はこちら⬅️











この記事へのコメントはありません。