肩・腕の痛みで夜も眠れない|60代歯科医師が姿勢を整えて仕事も睡眠も改善した症例

「肩や首のコリがひどくて、仕事に集中できない…」
「右腕が痛くて上がらず、日常生活に支障が出ている…」
「夜中に痛みで何度も目が覚めて、全然眠れない…」

こんなお悩み、ありませんか?

肩や腕の痛みで仕事や睡眠に支障が出ている方、本当に多いんです。

私の治療院でも、「仕事中の痛みで患者さんに十分な治療ができない」「夜中に痛みで目が覚めてしまう」という悩みを持つ方が来院されます。

でもご安心ください。

今回ご紹介する症例は、今治市しまなみヒルズにお住まいの60代の歯科医師の先生です。肩・首・背中の張りと、腱板断裂による腕の痛みで、睡眠も仕事も困難な状態でしたが、姿勢を整えることで大きく改善されました。

この記事では、肩や腕の痛みがなぜ起こるのか、そしてどのように改善していったのかをお伝えします。

実は、腕が上がらない原因は腕だけでなく、背骨の歪みや骨盤のバランスにあることが多いんです。

肩・腕の痛みの原因は背骨の歪み|3つのセルフチェックと眠れない時の改善ストレッチ|今治市 星野鍼灸接骨院

来院時の状況

60代の歯科医師の先生が当院に来院されました。

元々、肩・首・背中のコリが気になっていたそうですが、右腕をケガしてから腱板断裂となり、腕が上がらなくなってしまいました。

それから、コリもだんだんひどくなり、夜中に肩の痛みで何度も目が覚めるようになってしまったそうです。

睡眠中に痛みを感じて何度も起きてしまうため、眠った感じがせず、イライラしていたとのこと。

仕事の内容によっても痛みが出たり、腕を上げる動作があまりできなかったため、患者さんに対して十分な治療が行えないのではないかという不安を感じていらっしゃいました。

「痛みがひどくなってきているので、なんとかしなければ」と思い、当院に来院されました。

これまでの対処とその結果

今までは、簡単なストレッチや、時々マッサージ店に行き、一時的に肩周りや背中の筋肉の緊張を和らげていたそうです。

一時的に症状は緩和されるものの、作業を開始するとまた痛みがぶり返し、それでも使っていたらだんだんと痛みがひどくなってきたとのことでした。

当院で確認した症状

当院で確認した症状は、頚椎と肩関節の炎症でした。

検査の結果、背骨の歪みからくる肩甲骨の動作不良が根本原因だと分かりました。

背骨の歪みがあると、首を上に向けにくくなり、腕への神経を障害する原因にもなっていました。

なぜこの症状が起こったのか?

作業する姿勢に偏りがあったことで、背骨の歪みなどから肩甲骨周りの筋肉の緊張が起こっていました。

また、腱板損傷のため運動がしづらくなっていたことも、症状悪化の原因となっていました。

**肩や腕の痛みが起こるメカニズム**:

**1. 作業姿勢の偏りが背骨を歪ませる**
歯科医師という職業柄、座って体をひねる姿勢が多く、骨盤から下半身も左右の動きに違いが出ていました。この結果、背骨が歪み、特に肩甲骨の間の背骨が傾いたまま固まってしまっていたんです。

**2. 背骨の歪みが肩甲骨の動きを制限する**
背骨が歪むと、肩甲骨周りの筋肉が過度に緊張し、肩甲骨の動きが悪くなります。本来、腕を上げる動作は肩甲骨と上腕骨が連動して行いますが、肩甲骨の動きが制限されると、腕が上がりにくくなってしまいます。

**3. 腕への神経の流れが悪くなる**
背骨の歪みがあると、首を上に向けにくくなり、腕への神経を障害する原因にもなります。この結果、腕の痛みや動きの制限がさらに悪化してしまうんです。

**4. 悪循環が生まれる**
腱板損傷で腕を動かしづらくなると、さらに筋肉が硬くなり、姿勢の歪みも悪化します。この悪循環が続くことで、痛みがどんどんひどくなっていったのです。

当院での治療内容

まず、肩甲骨の間の背骨が特に傾いたまま固まっていたため、それを整えました。

座って体をひねる姿勢が多く、骨盤から下半身も左右の動きに違いがあったため、骨盤と下半身のバランスも整えました。

そうすると、首も上を向けるようになり、腕も上がりやすく動きやすくなりました。

治療計画

初めは姿勢の歪みと動作の左右差が大きく、それぞれの歪みや動きを整えるために、**週1回のペースで3回**治療を行いました。

首と腰の動きが良くなると、腕も上がりやすく動きも良くなってきました。

その後、**2週間に1回のペースで3回**、さらに**3週間に1回**と間隔を空けていきましたが、痛みは軽減していきました。

治療経過

治療を始めてから、段階的に症状が改善していきました。

**治療開始直後**:
以前に比べて施術後すぐから体が暖かくなり、手を上げる時の痛みや筋肉の張りが和らぎました。

**週1回×3回の治療後**:
だんだんと楽に仕事ができるようになり、夜中に痛みで目が覚める回数も減ってきました。

**2週間に1回のペースに移行後**:
仕事中の痛みがほとんど気にならなくなり、睡眠の質も大きく改善しました。イライラすることも減り、精神的にも楽になったそうです。

**3週間に1回のペースでも維持**:
痛みが軽減した状態が維持され、仕事も睡眠も快適にできるようになりました。

主訴以外にも改善した症状

ウォーキングをされていたそうですが、時間が長くなると膝やふくらはぎが張って痛くなることがあったそうです。

でも、治療を続けるうちに、犬を連れてウォーキングを行う際も、以前よりも長時間歩いても疲れにくくなったとのことでした。

これは、骨盤と下半身のバランスが整ったことで、歩行時の体の使い方が改善されたためです。

患者さんの声

「以前に比べて施術後すぐから体が暖かくなり、手を上げる時の痛みや筋肉の張りが和らいだ」

「だんだんと楽に仕事ができるようになった」

「犬を連れてウォーキングを行っていたのだが、以前よりも長時間歩いても疲れにくくなった」

そしてこう付け加えられました。

「楽に仕事ができるようになったので、妻も連れてきました。二人で元気になって本当に良かったです」

この症例で特に伝えたいポイント

肩こりで腕が上がりにくいのは、よくある症状です。

でも、腕が上がらない原因は腕だけにあるわけではありません。

**背骨が歪むと神経の流れが悪くなる**ため、姿勢を整えて動きやすい体を維持しておくことが大事なんです。

腕が上がらない時でも、実は腰や首、骨盤に原因があることが多いです。

体は全体が連動して動いているため、痛みのある部分だけでなく、全身のバランスを整えることが根本的な改善につながります。

同じような症状で悩む方へのアドバイス

体の歪みから色々な問題を引き起こす可能性があります。

「少し痛いだけだから」「そのうち治るだろう」と放っておくと、だんだんと症状が悪化し、仕事や日常生活に大きな支障が出てしまうこともあります。

現在の状況を把握するためにも、早めに対応することをおすすめします。

特に、以下のような症状がある方は、早めにご相談ください:

– 肩や首のコリがひどくて仕事に集中できない
– 腕が上がらず、日常生活に支障が出ている
– 夜中に痛みで目が覚めてしまう
– マッサージやストレッチをしても一時的にしか楽にならない
– 姿勢が悪いと自覚している

まとめ

肩・腕の痛みで夜も眠れなかった60代の歯科医師の先生が、姿勢を整えることで仕事も睡眠も改善した症例をご紹介しました。

**重要なポイント**:

– 腕が上がらない原因は腕だけでなく、背骨の歪みや骨盤のバランスにあることが多い
– 背骨が歪むと神経の流れが悪くなり、腕への痛みや動きの制限が起こる
– 姿勢を整えることで、肩・腕の痛みだけでなく、膝やふくらはぎの痛みも改善することがある
– 体は全体が連動しているため、全身のバランスを整えることが根本的な改善につながる

無理せず、早めに専門家に相談することをおすすめします。

もし痛みが続く場合や、仕事や日常生活に支障が出ている場合は、当院までご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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