手のしびれ|夜から朝に右手がしびれる原因は首と鎖骨?

3月に入り卒業シーズンを迎えましたね。

うちも中学校と小学校の卒業式があります。

新たな道に進む気持ちのいい朝のような子供達の未来を見られるのがとても嬉しいです。

朝といえば、ぐっすり寝られた時は気持ちよく起きられますよね。

ところが、朝から不調があると1日気が重いということも。

今日は手のしびれについて、患者さんの症例を交えて解説し、解消する方法をまとめています。

今回の患者さん(以下Hさん)は、夜から朝にかけて寝ている時や起きた際に手がしびれているというお悩みでした。

詳しくお話をお聞きすると、はじめは寝違えのように首が痛かったのが、首の痛みがマシになるにつれて手のしびれが出てきたそうです。

しびれはずっとあり、お仕事をしはじめはあまり気にならないほどですが、時間とともにしびれが強くなり、夜から朝にかけてしびれがひどくなって気になってしまうとのことでした。

寝ている時や起きた際にも手がしびれていると、ゆっくり休めないのでしんどいですよね。

ぜひ一緒に解消していきましょう!

手のしびれ|夜から朝に右手がしびれる原因は首と鎖骨?|今治市 星野鍼灸接骨院

右手にだけ手のしびれがあるけど大丈夫?…原因は?

Hさんは、造船のお仕事をされている方です。

右手のしびれが出はじめたのが2ヶ月ほど前からで、寝違えのような症状で首の痛みから始まり、首の痛みがマシになってくると手のしびれが出てきたとのことでした。

仕事のしはじめはあまり気にならないが、時間とともにしびれが強くなり、夜から朝起きた時にかけてしびれが気になってゆっくり寝られないので、なんとかして欲しいと言うお悩みです。

手のしびれの原因には、大きく分けて2つあります。

一つは脳梗塞や脳出血など脳の障害で手がしびれるものと、もう一つは首や腕などが原因で姿勢が悪くなり神経を障害してしびれが出るものがあります。

脳の障害から右側にしびれがある場合、言語障害ではっきりとしゃべられなくなったり、下半身も動きにくくなりますが、Hさんを検査すると脳には異常が見られませんでした。

さらにHさんの体を見ていくと、右肩が下がった姿勢で、首や肘の筋肉がカチカチに固まっていました。

腕に行く神経は3つあり、首→鎖骨→脇→小指側と親指側と手のひら側の上腕→肘→前腕→手首→手と繋がっています。

Hさんの場合は、首の筋肉と肘内側の筋肉が緊張して小指側の神経を障害していたようです。

施術により、首と腕の筋肉の緊張を緩和し、左右の肩の高さが揃うように整えていきました。

初回の治療で下がっていた右肩は左肩と同じ高さになり、腕もあがりやすくなりました。

首コリや肩こりも手のしびれの原因になります

首の寝違えのような症状から始まった今回の右手のしびれは、2ヶ月に5回の治療でほとんど気にならなくなりました。

Hさんは、もともと肩こりや首こりもあり、姿勢が悪くなってきていたのを気にされていたようです。

肩こりや首コリの原因には、体を動かす際の動き方や姿勢が関係してきます。

同じ動作や姿勢が続くことで、首や肩の筋肉が緊張し動きにくくなり、楽な姿勢が取りにくくなりコリや痛みにつながってきます。

手の神経は、首から鎖骨の下を通り腕へとつながっているため、首や肩まわりの筋肉が緊張することで障害されやすくなり、しびれや痛みが出ると言うことです。

つまり、首や肩まわりの筋肉の緊張を緩和することが、手のしびれを改善するポイントになります。

夜から朝に手のしびれがある原因を解消する方法

まずやっていただきたいことは、適度な休息や十分な睡眠をとって、なるべく疲労をためないようにすることです。

また、入浴時に体を温めることで筋肉の疲労回復や、神経や血管の圧迫によるしびれやだるさを改善しやすくなります。

それに合わせて、首から肩まわりの動きを良くするストレッチを行うと姿勢が楽になり、より効果的です。

今回は2つの対処法をお伝えいたします。
◉首・鎖骨・腕のストレッチ(右側の場合)

①体の後ろで右手首を左手で持ちます

②手のひらを上にして、できるだけ後ろに伸ばします

③そのまま手を左後ろに引きながら、顔を右上に向けます
この時に首〜鎖骨〜腕と、肩まわりがほぐれるようになります。
※手のひらの向きを変えるとほぐれる筋肉、神経が変わる
20〜30秒行います。
※左側がしびれる場合は、左右の手を逆にして行ってください。

◉肩甲骨スイスイ体操

① 手を肩の高さにまっすぐ前に出します

② 手を伸ばし肩をすくめるように肩甲骨を前に出します

③ 精一杯前に出したら、今度は肘を後ろに引いてきます
④ 肩の高さよりも肘が下がらないよう、肩甲骨を寄せます
⑤ ①~④を10回繰り返します

⑥ 手を真上にあげます(できれば耳よりも後ろ)

⑦ 真上に肩甲骨を持ち上げるように上に伸ばします

⑧ 精一杯上にあげたら、今度は肘を下に下げます
⑨ 体の後ろで肩甲骨を寄せるように肘を引き付けます
⑩ ⑥~⑨を10回繰り返します。

それぞれ10回を目標にして、ゆっくりと繰り返しやってみてください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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