歩く時に足の裏に痛みがあり、歩くのが辛い。。
足裏の痛みでも、足指の付け根がピリピリと痛む状態をモートン病と言います。
歩きはじめよりも、歩く時間が長くなるほど痛みが出やすく、特にヒールのある靴や中腰などつま先に負担がかかる姿勢や動作により起こりやすくなります。
特に女性に多く、その数は男性の10倍にも上るというデータもあり、コロナが落ち着いてきた最近では、足裏の痛みを訴える方が増えてきているようです。
今回のブログでは、モートン病で足の裏が痛い時にできる簡単なテーピングについてまとめました。
2枚のテープで痛みが軽減できますので、ぜひご覧になってみてください。
モートン病の足裏の痛みはテーピングで改善できる
モートン病の原因は、
・ヒールのある靴での歩行
・中腰などつま先に負担のかかる姿勢
・つま先立ちでの作業が多い
などがあります。
それらによって起こるのが、足裏にある土踏まず(アーチ)の低下です。
土踏まずがしっかり地面を踏ん張ってくれていると、アーチがクッションの役割をしてくれるため、歩く時の力が分散し、体に負担がかかりにくくなります。
ところが、ヒールでの歩行やつま先に負担がかかる動作が続くと、土踏まずを作る筋肉が疲労し力が入りにくくなり、アーチが潰れてしまい、扁平足になります。
扁平足ではクッションが効かないため、足にかかる力が分散せず、足指の付け根の部分に無理な力がかかり、足指の間にある神経に頻繁に負担がかかり炎症が起こり、モートン病になるということです。
つまり、モートン病の足の痛みは土踏まず(アーチ)が低下しないようにテーピングすることで改善できます。
扁平足がモートン病の原因に?
足裏の筋肉がしっかりしていると、力を抜いた状態で自然と土踏まずを作るように足指も曲がってきます。
ところが、土踏まずを作る筋肉を使いすぎたり、同じ姿勢が続いたりすることによって、だんだん土踏まずが潰れてしまいます。
土踏まず(アーチ)が潰れる=扁平足は、足の指に力が入りにくい状態です。
足の指でしっかりと踏ん張ることができないため、本来なら負担の少ない足指の付け根の部分に負担がかかります。
これによって、神経が圧迫されて炎症が起こり痛みがでたり、ピリピリする感じが起こるようになります。
これが、モートン病です。
モートン病を改善するテーピングの目的は土踏まずのサポート
モートン病では、足裏の土踏まずの所がしっかり安定するようにする為にテーピングをしていきます。
土踏まずが安定する状態が作れれば、踏んだ時にクッションになってくれるので、潰れることが軽減され、痛みが改善できるようになります。
扁平足では足指が浮いている状態になりやすく踏ん張りにくいのですが、土踏まずができると自然と指が曲がる形になるため、足指に力が入り踏ん張りがききやすくなります。
テープをすることで、しっかり踏ん張りがきくような状態をつくる事が大事です。
モートン病の足裏の痛みを改善する簡単テーピング
5cm✖️22cmのテープを2本用意してください。
テープの貼りはじめと貼り終わりは、1cmほど引っ張らずに貼るとはがれにくく、かぶれにくくなります。
①足首を90度に曲げます
②テープを半分はがし、かかとの真ん中から貼りはじめます
②足の側面に、8割程度伸びる力で引っ張りながらテープを貼ります
③テープを半分はがし、足の小指側のポコッと出ているところを目安に貼ります
④足裏の真ん中から貼りはじめます
⑤足の裏側からテープを押さえ、8割程度伸びる力で足の側面まで引っ張りながら貼ります
⑥足の甲の部分はあまり引っ張らずに貼ります
⑦テープを貼った後、実際に立ってみてきついようであれば少し弱めに貼り直してください
※引っ張りが強すぎると歩きにくくなります。
今回は、テープ2本で簡単にできる貼り方をお伝えしました。
かかとの所から貼るのと、足の裏の所から貼る、この2本で土踏まずのサポートができます。
足首を90度にする理由は、立っている時に足首が90度に曲がって体を支えているためです。
立っている状態にしてからテーピングを貼ることで、最小限のテーピングでしっかりとしたサポートができるようになります。
また、テープがきつ過ぎると動く時に突っ張って変な感じがしますので、今回やったように足の裏とかかとの所で、しっかり土踏まずを作るような状態を維持するようにテープをしてみて下さい。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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