胸をぶつけて肋骨が痛い|打撲か骨折かの見分け方と固定の考え方

肋骨の下あたりの側腹部に、肌色の伸縮テープを重ねて貼り、固定したテーピングのクローズアップ
今回のテーマ

今回のテーマは、スポーツ中に相手のひじが胸に当たり、肋骨まわりを傷めてしまったケガです。

サッカーなどで相手と競り合ったときに起こることがあり、胸の痛みで動きにくくなる、というご相談です。

肋骨のケガを確認するときの流れ

まず、お話をお聞きしたうえで、表面からケガの状態を確認します。

内出血があるか、肋軟骨(ろっなんこつ)の部分に腫れが出ていないかを見ます。

骨折の有無を確認するため、胸郭(きょうかく)の前後と側方から、全体に圧迫を加えて痛みの出方を確かめます。

次に、肋骨を注意深く一本ずつ調べていきます。

軟骨の部分や、肋骨のカーブがきつくなっているところに強い痛みが出るときは、軟骨損傷や肋骨骨折、肋骨のひび(不全骨折)などを疑います。

そのうえで、その他の整形外科的な各種検査も行い、骨折の可能性を判断します。

当院での対応

肋骨では、骨折やひび(不全骨折)、軟骨損傷の症状にそれほど差がなく、レントゲンにも写りにくいため、判定が難しいケガです。

そのため、骨折は考えにくいと判断した場合でも、固定は骨折に準じた方法で行っています。

テーピングで固定したあとは、体をひねったり、動いてもらったりして、痛みの出方を確認します。

肋骨の痛みでは、約2週間の固定と、症状に応じた安静が必要になります。

初検時の状態によっては、X線検査などのために病院をご紹介することもあります。

受診の目安

胸を打ったあとに肋骨の痛みが続くときや、動くと痛むときは、一度ご相談ください。

症状によっては、医師の診察が必要な場合があります。気になる症状があるときは、まず医療機関にご相談ください。

(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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