季節の変わり目で体が重だるい時の対処法|1日に飲む水の量は?

季節の変わり目や夏バテで体が重だるくなったり、なんとなくしんどい感じがすると言ったことってありますよね。

今回のブログは、ご来院中の患者さんからご質問に答える形で、季節の変わり目で体が重だるい時の対処法を、1日に飲む水の量や温度との関係と合わせてまとめてみました。

今回ご質問をいただいた患者さんは、50代女性で会社で事務をしている方です。

・全身の倦怠感があり、体のだるさと足の重さが日によって違い、特に足が重い感じ
・水を一日1L飲むようにしてる
・水を飲まなくてもトイレが多い時がある
・水を飲む量に比例しない感じがする
といったことにお悩みになっています。

特に気になることをお聞きしたところ、「身体がだる重くて特に足が辛く、日常の動作がしんどくて困っているので、身体がだるくて重くなる原因とそれを解消する方法を知りたい」ということでした。

いつもなんだか体がだるい方や、季節の変わり目になるとしんどくなると言った方のお役に立てると思いますので、一度ご覧になってみてください。

季節の変わり目で体が重だるい時の対処法|1日に飲む水の量で変わる?|今治市 星野鍼灸接骨院

季節の変わり目に体が重だるく、日常生活がしんどくなる理由

この方のダル重い感じは、朝起きた時からずっとあるようで、ここ2年くらい3月4月頃は特にしんどくなり、全身のだる重さに加えて熱っぽい感じもある、とのことです。

今回の方のように、体がだるくて重くなるのは、体の中の水分代謝が関係しているためです。

特に季節の変わり目には、気温や湿度も変わるため、血液の循環をはじめとした体の中の水分の出入りにとても影響があります。

また体の水分代謝には、体温を調整する機能とも関係があり、熱中症の原因にもなります。

東洋医学的にも水分と関係があり、体が重だるくなる原因は大きく分類すると4つです。

①温める力が弱いと、体が冷える
②冷やす力が弱いと、熱っぽくなる
③神経が緊張すると、硬くなって詰まる
④疲れが溜まると、体力が落ちて働きが悪くなる

こういった原因があると、体がむくんだり体力低下につながり、体が重だるくしんどくなってきます。

水を飲む量や温度と体の重だるさの関係

水を飲む量や温度と体の重だるさの関係

今回のご質問者の方に、体調について詳しくお話をお聞きすると、
「ずっとダル重い感じがあり、ここ2年くらい3〜5月ごろが特にしんどく体が熱っぽい感じ」
があるということでした。

東洋医学的に見ると、3〜5月くらいの季節の変わり目に体が熱っぽい感じになるのは、体を冷やす働きが弱くなっている状態が考えられます。

体が活動的になっているため、お昼の時間帯にトイレの回数が多くなります。

体の水分代謝で見ると、体に熱があると水分が出ていくことが多くなるため、回数は多く色も濃く量は少なめです。

熱っぽい感じが続く=運動しているのと同じ感じになり、ずっと運動を続けているので体力が低下し、腰や膝に力が入りにくい状態になります。

運動しすぎて足がだるくなったような感じです。

また、水分摂取量とトイレの回数についてもお聞きしました。

「1日1Lの水を少量ずつちょこちょこ飲み、水をたくさん飲むようになってから、トイレに頻繁に行くようになって困っているようです。

トイレは、日中は2時間おきくらい、寝ている間は2~3回行きます。

ただ、あまり飲まなかった日でも、しょっちゅうトイレに行く日がある」

とのことです。

体力が低下している状態=溜めておく力が弱いので、トイレの回数が多くなってしまいます。

もともと、トイレの回数は1日で5〜7回。8回以上で頻尿と言われ、お昼には3〜5時間に一回くらいが目安です。

水を飲む量についても、体重1kgに対して、20〜25ml=40kgの方で約1Lが目安です。

これは、食事の中に含まれる水分もあり、食事の量によりますが、1日3食で500〜1000ml取れると言われます。

ご質問者さんの場合であると、食事での水分摂取に加えて水分で補給している量が多いため、排出する量も増えているものと考えられます。

水を飲む量や温度と体の重だるさのタイプ別対処法

水を飲む量や温度と体の重だるさのタイプ別対処法

体の重だるさや状態別の対処法をまとめました。

①冷えてむくむ

体を温める働きが弱くなっているため、体が冷えやすく夜になるとトイレに行く回数が多くなります。

水分をうまく使うことができないため浮腫みやすく重だるい感じになります。

温かい水で水分補給したり、体を温めてあげることで改善しやすくなります。

②熱っぽく疲れる

体を冷やす働きが弱くなっているため、熱っぽくなり、活動している昼間にトイレに行く回数が多くなります。

熱っぽい感じが続く=運動しているのと同じ感じになり、ずっと運動を続けているので体力が低下し、腰や膝に力が入りにくい状態になります。

運動しすぎて足がだるくなったような感じです。

冷たい水や睡眠をしっかり摂ることで改善しやすくなります。

今回のご質問者さんはこのタイプでした。

③ストレスで緊張する

緊張しているため体がこわばり、膀胱も硬くなっているため尿意を感じやすくなり、トイレに行きたくなりやすいです。

筋肉痛のようにこわばってだるい感じになります。

ストレスを発散するように心がけたり、冷たい水を飲んだり、酸味を摂ることで改善しやすくなります。

④疲れてだるい

代謝が悪くなり疲れが取れなくなっている状態です。

体が疲れているため尿を溜めておくことができず、トイレに行く回数が多くなりやすい傾向があります。

水分も体にうまく取り込めないため尿の量は多く、色も薄くなります。

風邪を引いた後のような、全身が重だるい感じになりやすいです。

温かい水や睡眠をしっかり取ることで改善しやすくなります。

それぞれ体の状態は大きく分けるとこの4つにパターンがありますが、一つだけでなく複数が組み合わさって体調に変化が出る場合もあります。

体質に合わせた対処法を行ってみても、なかなか改善しないという場合は、病院や当院にご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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