テニス肘で仕事が遅れる不安を解消|手首と肩の調整で作業効率が回復した改善例

「ハンマーを振ると肘が痛くて仕事が続けられない…」
「手を握るだけでも痛みが出てきて、左手で庇いながら作業している…」
「痛みがどんどんひどくなって、このまま仕事ができなくなるんじゃないか…」

こんなお悩み、ありませんか?

肘の外側の痛み、いわゆるテニス肘で仕事に支障が出ている方、本当に多いんです。

私の治療院でも、外構業や大工さん、配送業など、ハンマーや工具を使うお仕事をされている患者さんが多く来院されます。

中には、痛みを我慢しながら仕事を続けて、どんどん悪化してしまった方もいらっしゃいます。

でもご安心ください。

この記事では、今治市日高校区にお住まいの外構業者の男性(50代)が、テニス肘による肘の痛みを克服して、仕事の効率を取り戻した事例をご紹介します。

実は、テニス肘の痛みは、肘だけが原因ではないんです。

手首や肩の動きに問題があることが多く、そこを調整することで痛みが改善するケースがたくさんあります。

※肘外側の痛みを改善する動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。

患者さんのプロフィールと症状

今治市日高校区の外構業者の男性

今回ご紹介するのは、今治市日高校区にお住まいの50代の男性です。

お仕事は外構業で、毎日のようにハンマーを振ったり、重い資材を持ち運んだりする作業をされています。

訴えられていた症状

患者さんが訴えられていた症状は、**肘の痛み**でした。

具体的には、次のような状況で痛みが出ていました:

**ハンマーを振る時に痛む**
仕事でハンマーを振る動作が一番つらく、痛みで作業を続けられないことが多かったそうです。

**手を握るだけでも痛む**
だんだんと痛みがひどくなり、手を握るだけでも痛みが出るようになってきました。

**何もしていなくても痛むようになった**
さらに症状が進行すると、何もしていない時でも痛みが出るようになってしまったとのこと。

仕事への深刻な影響

この痛みによって、仕事に大きな支障が出ていました。

ハンマーを振る作業が多い時に、痛みで続けられない。
かばって左手を使うので、仕事の進みが遅くなる。

患者さんは、こんな不安を抱えていらっしゃいました:

「仕事が遅くなってしまうので、急がないと期日に間に合わない」
「痛みがひどくなっているので、どうすればいいのか?」

仕事の期日に間に合わないかもしれないという焦りと、痛みがどんどん悪化していく不安。
この二重のプレッシャーの中で、患者さんは苦しんでいらっしゃいました。

ご自身で取り組まれていた対処法

患者さんは、ご自身でサポーターや湿布で対処されていたそうです。

しかし、一時的に症状は緩和されるものの、作業を開始するとまた痛みがぶり返す。
それでも使っていたら、だんだんと痛みがひどくなってきたとのこと。

「このままでは仕事ができなくなる」という危機感を感じて、当院に来院されました。

当院で確認した症状:テニス肘

テニス肘とは?

当院で確認した症状は、**テニス肘(上腕骨外側の骨の炎症)**でした。

テニス肘は、肘の外側にある骨の出っ張り部分に炎症が起こる状態です。

テニスをする人に多いことからこの名前がついていますが、実際には、工具を使う仕事やパソコン作業が多い方にもよく見られる症状です。

検査で分かった根本原因

患者さんの体を詳しく検査したところ、肘の痛みの原因は肘だけにあるのではなく、**手首と肩の動き**に問題があることが分かりました。

具体的には:

**手首の掌背屈がしづらくなっていた**
手首を手のひら側に曲げる動き(掌屈)と、手の甲側に反らせる動き(背屈)がスムーズにできていませんでした。

**肩関節での腕の回旋動作がしづらくなっていた**
肩関節で腕を内側や外側に捻る動きが制限されていたため、その分を肘や手首で補おうとして、肘に無理な負担がかかっていました。

**背骨の歪みもあった**
背骨の歪みから左右の腕の上がりやすさが違っており、これも肘への負担につながっていました。

テニス肘が起こったメカニズム

なぜ手首と肩の問題が肘の痛みにつながるのか?

手首や肩の動きが悪くなると、なぜ肘に痛みが出るのでしょうか?

本来、ハンマーを振る動作や物を持ち上げる動作は、手首・肘・肩が連動して行います。**手首の骨と前腕骨の配置バランスが崩れていた**
手首は、8つの小さな骨(手根骨)が組み合わさってできています。
これらの骨の位置がずれていると、手首の動きが悪くなります。
この結果、本来手首で吸収すべき衝撃が肘に伝わってしまいます。
**背骨の歪みから肩甲骨周りの筋肉が緊張していた**
背骨が歪むと、肩甲骨周りの筋肉に緊張が起こり、腕の回旋がしづらくなります。
本来肩で行うべき動きを肘が肩代わりすることで、肘の外側の筋肉に過度な負担がかかります。

このように、手首と肩の動きが制限されることで、その中間にある肘に過度な負担がかかり、テニス肘の症状が出ていたんです。

当院で行った治療内容

肘だけでなく、全身のバランスを整える治療

この患者さんには、肘だけでなく、根本的な原因である手首と肩の動きを改善する治療を行いました。**手首と前腕骨の骨の位置を整えた**
手首の骨(手根骨)と前腕骨の配置バランスを整え、手首の掌背屈(手のひら側に曲げる動きと、手の甲側に反らせる動き)がスムーズに行えるようにしました。

**背骨の歪みを整えて肩甲骨の動きを良くした**
背骨の歪みを整えることで、肩甲骨周りの筋肉の緊張が解け、肩関節での腕の回旋動作(腕を内側・外側に捻る動き)がスムーズにできるようになりました。

治療計画と経過

**初回の治療:炎症への配慮**
初めは炎症がひどかったので、1週間は仕事でハンマーを振るのを控えてもらいました。
その間に、手首と前腕骨の位置、背骨の歪み、肩甲骨の動きをそれぞれ整えました。

**週1回×3回の治療**
週1回のペースで3回治療を行ったところ、手首と肩の動きが改善するとともに、肘が曲げやすくなってきました。
握った時の痛みが軽減し、肘の曲げ伸ばしがしやすくなり、ハンマーを振っても痛みが軽くなってきました。

**2週間、4週間と間隔を空けても改善が持続**
その後、2週間空け、さらに4週間空けても痛みが出なくなりました。

痛みなく仕事ができるようになったんです。

治療後の患者さんの変化

仕事の効率が回復

治療後、患者さんは笑顔でこうおっしゃっていました:

「握るのが楽になりました!ハンマーを振っても全然痛くないし、続けて振れるようになって本当に助かっています。
おかげで仕事が早くなりました」

左手でかばっていた状態から、右手だけでも作業できるようになり、仕事の効率が良くなったとのこと。

期日に間に合わないかもしれないという焦りから解放され、本来のスピードで仕事ができるようになったことを、とても喜んでいらっしゃいました。

主訴以外の改善:腰と膝の痛みも

実は、この患者さんは腰と膝にも痛みや動きにくさがあったそうです。

治療を進めていくと、腰と膝の痛みも改善し、動作もしやすくなりました。

肘だけでなく、全身のバランスを整えることで、複数の症状が同時に改善したんです。

生活の質の向上:ゴルフにも復帰さらに、患者さんから嬉しいご報告がありました。

「実は、しばらく行けていなかったゴルフも行けるようになったんです!
肘の治療だけのつもりだったのに、腰も膝も楽になって、まさかゴルフまでできるようになるとは思っていませんでした」

肘の痛みを治すために来院されたのに、全身のバランスが整ったことで、腰痛や膝痛まで改善し、諦めていた趣味のゴルフまで楽しめるようになったんです。

患者さんご自身も予想していなかった嬉しい変化に、とても驚き、喜んでいらっしゃいました。

テニス肘が治らない理由と当院の考え方

なぜサポーターや湿布だけでは治らないのか?

テニス肘になると、多くの方がサポーターや湿布で対処します。

しかし、それだけでは根本的な改善にはつながりにくいんです。

なぜなら、テニス肘の原因は、**肘の使いすぎ**だけでなく、**手首や肩の動きの問題**にあることが多いからです。

手首や肩の動きが制限されていると、その分を肘で補おうとして、肘に無理な負担がかかります。
この状態が続く限り、いくら安静にしても、また同じ動作をすれば痛みがぶり返してしまいます。

当院のアプローチ:体全体のバランスを整える

この症例で、特に伝えたいポイントは:

**肘の痛みといっても、肘だけに原因があるのではない**
体の使い方によって無理をしてしまう結果として、肘の痛みにつながっていました。

**原因は遠くにあることもある**
手首の骨の配置、背骨の歪み、肩甲骨の動きなど、一見肘とは関係なさそうな部分が、実は肘の痛みの原因になっていることがあります。

**全身を整える必要がある**
当院では、肘の痛みだけに注目するのではなく、体全体のバランスを見ます。
手首、肘、肩、肩甲骨、背骨など、体のあらゆる関節がスムーズに動くようにすることで、特定の部位に負担が集中しないようにします。

テニス肘でお悩みの方へのアドバイス

痛みを放置しないでください

同じような症状でお悩みの方に、治療家として大切なアドバイスがあります。

**痛みを放置すると無理な使い方を続けてしまう**
痛みがあるのに我慢して使い続けると、体は無理な使い方で代償します。
この結果、症状が長引くだけでなく、他の部位にも負担がかかってしまいます。

**様子見を3〜4日続けても変わらないなら、治らないことがほとんど**
「少し休めば治るだろう」と思って様子を見る方も多いですが、3〜4日続けても変わらないなら、そのままでは治らないことがほとんどです。

**早めの対処が重要です**
早めに適切な治療を受けることで、今回の患者さんのように、短期間で痛みが改善して、仕事に復帰できることも多いんです。

仕事を休めない方へ

「仕事を休むわけにはいかない」という方も多いと思います。

そんな方こそ、早めに治療を受けることをおすすめします。

痛みを我慢しながら仕事を続けるよりも、早めに治療を受けて、効率よく仕事ができるようになった方が、結果的に仕事にも生活にも良い影響があります。

今回の患者さんも、「仕事が早くなった」とおっしゃっていました。
痛みから解放されることで、本来のパフォーマンスを取り戻せるんです。

まとめ

今治市日高校区にお住まいの外構業者の男性(50代)が、テニス肘の痛みを克服して、仕事の効率を取り戻した事例をご紹介しました。

重要なポイントは:

– **テニス肘の原因は肘だけではなく、手首や肩の動きにあることが多い**
– **手首の骨の位置調整と肩関節の動きの改善で、肘への負担が減る**
– **痛みがなくなることで、仕事の効率が回復し、趣味も楽しめるようになる**
– **サポーターや湿布だけでは根本的な改善にならないことが多い**
– **早めの対処で、体全体のバランスを整える治療が大切**
– **痛みを放置すると長引く可能性がある。様子見を3〜4日続けても変わらないなら、早めに相談を**

テニス肘でお悩みの方、仕事や日常生活に支障が出ている方は、一人で我慢せず、当院までご相談ください。

適切な治療で、痛みのない生活を取り戻しましょう。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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