テニス肘で仕事が休めない|肘の外側の痛みと、手首・肩の動きから考える

屋外で金槌を使った作業中に肘の痛みを感じる作業服の男性

「ハンマーを振ると肘が痛くて仕事が続けられない…」
「手を握るだけでも痛みが出てきて、左手で庇いながら作業している…」
「痛みがどんどんひどくなって、このまま仕事ができなくなるんじゃないか…」

今治市にお住まいの方で、こんな肘の痛みでのお悩み、ありませんか?

肘の外側の痛み、いわゆるテニス肘で仕事に支障が出ている方は、少なくありません。

当院にも、外構業や大工さん、配送業など、ハンマーや工具を使うお仕事で肘を痛めて、ご相談いただくことがあります。

中には、痛みを我慢しながら仕事を続けて、どんどん悪化してしまった方もいらっしゃいます。

今回のテーマは、ハンマーを振ったり、重い資材を持ち運んだりする作業が続く方の、テニス肘による肘の痛みです。

実は、テニス肘の痛みは、肘だけが背景にあるとは限りません。

手首や肩の動きに問題があることが多い、と私は考えています。

この記事では、その考え方と、当院での対応、受診の目安をお伝えします。

テニス肘のストレッチ|治らない本当の原因【3つのチェック】|仕事復帰のための改善法|星野鍼灸接骨院

今回のテーマ|テニス肘と仕事

どんな場面で痛むのか

ご相談の中には、毎日のようにハンマーを振ったり、重い資材を持ち運んだりする作業が続いている方がいらっしゃいます。

具体的には、次のような場面で痛みが出る、というご相談です:

ハンマーを振る時に痛む
仕事でハンマーを振る動作が一番つらく、痛みで作業を続けられないことがある、というお話です。

手を握るだけでも痛む
だんだんと痛みがひどくなり、手を握るだけでも痛みが出るようになってくる方もいらっしゃいます。

何もしていなくても痛むようになった
さらに症状が進むと、何もしていない時でも痛みが出るようになる、というご相談もあります。

仕事への影響

この痛みによって、仕事に大きな支障が出ることがあります。

ハンマーを振る作業が多い時に、痛みで続けられない。
かばって反対の手を使うので、仕事の進みが遅くなる。

こんな不安をお話しされる方がいらっしゃいます:

「仕事が遅くなってしまうので、急がないと期日に間に合わない」
「痛みがひどくなっているので、どうすればいいのか?」

仕事の期日に間に合わないかもしれないという焦りと、痛みがどんどん悪化していく不安。
この二重のプレッシャーの中で、苦しんでいらっしゃる方もいます。

ご自身で取り組まれる対処法

サポーターや湿布でご自身で対処される方もいらっしゃいます。

一時的に症状は緩和されるものの、作業を開始するとまた痛みがぶり返す。
それでも使っていたら、だんだんと痛みがひどくなってきた、というお話を伺うことがあります。

「このままでは仕事ができなくなる」という危機感を感じて、当院に相談に来られる方もいらっしゃいます。

テニス肘とは|当院で確認すること

テニス肘とは?

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の外側にある骨の出っ張りに、前腕の筋肉の腱がつく部分で炎症が起こる状態です。

テニスをする人に多いことからこの名前がついていますが、実際には、工具を使う仕事やパソコン作業が多い方にもよく見られる症状です。

当院で確認すること

体を詳しく検査すると、肘の痛みの背景が肘だけでなく、手首と肩の動きにあることがあります。

具体的には:

手首の掌背屈がしづらくなっている
手首を手のひら側に曲げる動き(掌屈)と、手の甲側に反らせる動き(背屈)が、スムーズにできていないことがあります。

肩関節での腕の回旋動作がしづらくなっている
肩関節で腕を内側や外側に捻る動きが制限されていると、その分を肘や手首で補おうとして、肘に無理な負担がかかります。

背骨の歪みがある
背骨の歪みから左右の腕の上がりやすさが違っていることがあり、これも肘への負担につながると、私は考えています。

テニス肘が起こるメカニズム

なぜ手首と肩の問題が肘の痛みにつながるのか?

手首や肩の動きが悪くなると、なぜ肘に痛みが出るのでしょうか?

本来、ハンマーを振る動作や物を持ち上げる動作は、手首・肘・肩が連動して行います。手首の骨と前腕骨の配置バランスが崩れている
手首は、8つの小さな骨(手根骨)が組み合わさってできています。
これらの骨の位置がずれていると、手首の動きが悪くなります。
その結果、本来手首で吸収すべき衝撃が肘に伝わってしまうと、私は考えています。
背骨の歪みから肩甲骨周りの筋肉が緊張している
背骨が歪むと、肩甲骨周りの筋肉に緊張が起こり、腕の回旋がしづらくなります。
本来肩で行うべき動きを肘が肩代わりすることで、肘の外側の筋肉に過度な負担がかかります。

このように、手首と肩の動きが制限されることで、その中間にある肘に過度な負担がかかり、テニス肘の症状が出ることがある、と私は考えています。

当院での対応

肘だけでなく、全身のバランスを整える施術

当院では、肘だけでなく、背景にある手首と肩の動きを整える施術を行っています。手首と前腕骨の骨の位置を整える
手首の骨(手根骨)と前腕骨の配置バランスを整え、手首の掌背屈(手のひら側に曲げる動きと、手の甲側に反らせる動き)がスムーズに行えることを目指します。

背骨の歪みを整えて肩甲骨の動きを良くする
背骨の歪みを整えることで、肩甲骨周りの筋肉の緊張をゆるめ、肩関節での腕の回旋動作(腕を内側・外側に捻る動き)がスムーズに行えることを目指します。

施術の進め方

炎症がひどい時は、仕事での負担を控えていただく
炎症がひどい時は、仕事でハンマーを振るのを控えていただくことがあります。
その間に、手首と前腕骨の位置、背骨の歪み、肩甲骨の動きを、それぞれ整えていきます。

ハンマー作業やゴルフ、テニスなど、道具を振る動きへの復帰を目指して、手首と肩の動きを整えていきます。

同じお悩みの方からも、嬉しい感想をいただいています。

サポーターや湿布だけでは続くことがある理由と、当院の考え方

なぜサポーターや湿布だけでは続くことがあるのか?

テニス肘になると、サポーターや湿布で対処される方もいらっしゃいます。

しかし、それだけでは肘への負担の原因が変わらず、痛みが続くことがあります。

なぜなら、テニス肘の背景には、肘の使いすぎだけでなく、手首や肩の動きの問題があることが多いと、私は考えているからです。

手首や肩の動きが制限されていると、その分を肘で補おうとして、肘に無理な負担がかかります。
この状態が続く限り、いくら安静にしても、また同じ動作をすれば痛みがぶり返すことがあります。

当院の考え方:体全体のバランスを整える

私が特に伝えたいポイントは:

肘の痛みといっても、肘だけに原因があるのではない
体の使い方によって無理をしてしまう結果として、肘の痛みにつながっていることがあります。

原因は遠くにあることもある
手首の骨の配置、背骨の歪み、肩甲骨の動きなど、一見肘とは関係なさそうな部分が、実は肘の痛みの原因になっていることがあります。

全身を見る必要がある
当院では、肘の痛みだけに注目するのではなく、体全体のバランスを見ます。
手首、肘、肩、肩甲骨、背骨など、体のあらゆる関節がスムーズに動くようにすることで、特定の部位に負担が集中しないようにします。

受診の目安とアドバイス

痛みを放置しないでください

同じような症状でお悩みの方に、私がお伝えしているアドバイスがあります。

痛みを放置すると無理な使い方を続けてしまう
痛みがあるのに我慢して使い続けると、体は無理な使い方で代償します。
この結果、症状が長引くだけでなく、他の部位にも負担がかかってしまうことがあります。

様子見を3〜4日続けても変わらないなら、早めに相談を
「少し休めば良くなるだろう」と思って様子を見る方もいらっしゃいますが、3〜4日続けても変わらないなら、そのままにせず、ご相談ください。

早めの対処が大切です
早めにご相談いただくほど、負担の原因を整えやすいと、私は考えています。

仕事を休めない方へ

「仕事を休むわけにはいかない」という方も少なくないと思います。

そんな方こそ、早めにご相談いただくことをおすすめします。

痛みを我慢しながら仕事を続けるよりも、早めに施術を受けて肘への負担の原因を整えていくほうが、仕事にも生活にも負担が少ないと、私は考えています。

握るだけで痛い、何もしていなくても痛む、様子を見ても3〜4日変わらない。そんな時は、一人で我慢せずにご相談ください。

まとめ

今回は、ハンマーや工具を使う作業が続く方のテニス肘について、手首と肩の動きから考える私の見立てをお伝えしました。

重要なポイントは:

・テニス肘の背景は肘だけではなく、手首や肩の動きにあることが多い
・手首の骨の位置と肩関節の動きを整えて、肘への負担を減らすことを目指す
・サポーターや湿布だけでは、負担の原因が変わらず痛みが続くことがある
・早めの対処で、体全体のバランスを整える施術が大切
・痛みを放置すると長引く可能性がある。様子見を3〜4日続けても変わらないなら、早めに相談を

テニス肘でお悩みの方、仕事や日常生活に支障が出ている方は、一人で我慢せず、当院までご相談ください。

症状によっては、医師の診察が必要な場合があります。気になる症状があるときは、まず医療機関にご相談ください。

(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

ご予約はこちら

LINEでのご予約は24時間受け付けています。

こちらの画像をタップしてご予約、ご相談ください。

⬅️LINE予約はこちら⬅️

 


受付時間中は、お電話でもご予約可能です。

こちらの画像をタップしても、電話がつながります。

⬅️電話予約はこちら⬅️

関連記事

  1. 黒いトレーニングウェアの男性が鏡の前で前かがみになり姿勢を確認しながらストレッチする様子

    シンスプリントを予防する。筋肉の負担を減らす簡単ストレッチ

  2. つらそうな表情で腰に手を当て腰痛をこらえる女性

    長時間のデスクワークでの腰痛改善〜座ったままできるストレッチ…

  3. スーツ姿で痛む手首を反対の手でさする女性

    首・肩の痛みと右手のしびれが原因で仕事もできなかった患者さん…

  4. マットの上に座り、前屈して足先に手を伸ばすストレッチをする男性

    【ストレッチ動画】よくある質問~腰痛が起こる原因は?

  5. 当院の社会活動報告まとめ

  6. 手のひら側の腱と腱鞘を示した解剖イラスト

    手首のサポーターをしても痛む症状を改善する腱鞘炎のストレッチ…

PAGE TOP