「雨が降る前になると膝や腰の関節痛がひどくなる」「梅雨になると足全体がむくんで痛い」「昨年から股関節の調子が悪く、梅雨時期は特につらい」
あなたも、このような症状でお悩みではないでしょうか?
梅雨の時期になると、膝の痛みでお困りの方が本当に多くなります。
実は当院にも、同じような悩みでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
「もう年だから仕方ない」「天気のせいだからどうしようもない」と諦めている方もいらっしゃいます。
でも、安心してください。
実は膝の痛みの多くは、梅雨時期の膝関節痛は、姿勢の崩れからくる下半身の循環不良が原因です。
特に梅雨の時期は、気圧の変化で体がむくみやすくなり、股関節周りの筋肉がガチガチに硬くなって、骨盤が傾いてしまいます。
その影響で膝に必要以上の負担がかかってしまうんですね。
さらに、足首がグラグラして不安定になることで、膝がねじれて痛みが悪化してしまうケースが本当に多いです。
今回ご紹介する治し方は以下の2つです:
足の甲側ストレッチ:足首の安定性を高めて膝への負担を軽減
それでは、なぜこの2つの方法が膝の痛みに効果的なのか、姿勢との関係も含めて、具体的なやり方と一緒に詳しくお話ししていきます。
※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。
膝痛の原因|梅雨時期の気圧変化が関節痛を引き起こす
梅雨時期の関節痛には、気圧の変化が深く関係しています。
低気圧が近づくと、血管やリンパ管が拡張しやすくなり、体内の水分バランスが崩れてしまいます。
この変化により、関節を包んでいる袋(関節包)の圧力が変化し、関節内の神経が刺激されて痛みが生じるのです。
また、気圧の変化により自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経は血液循環やリンパの流れをコントロールしているため、そのバランスが崩れると全身の循環が悪化し、特に下半身がむくみやすくなります。
股関節が関節痛の治し方の鍵となる理由
股関節は、下半身全体の血液循環とリンパの流れをコントロールする重要な部位です。
股関節周辺には大きな血管やリンパ管が集中しており、ここに問題が起きると下半身全体の循環が悪化してしまいます。
梅雨時期に股関節周辺の筋肉が緊張すると、太もも内側を通る大腿動脈や深部リンパ管の流れが悪くなります。
これが下半身のむくみが悪化する原因です。
また、股関節の動きが悪くなると、歩行時の衝撃を適切に吸収できなくなり、膝関節や足首に過度な負担がかかることも関節痛の原因となります。
足の状態が全身の関節痛に与える影響
足は「第二の心臓」と呼ばれるほど、全身の血液循環において重要な役割を果たしています。
特にふくらはぎは血液を心臓に送り返すポンプの役割を担っているため、足のむくみは全身の循環不良につながります。
また、足がむくむと、土踏まずのアーチ機能が低下し、足首が内側に傾く状態になりがちです。
この状態が続くと、膝関節は内側にねじれるストレスを受け続け、関節痛の原因となります。
さらに、足首は体の土台になるため、姿勢全般にも影響を及ぼします。
梅雨時期に効果的!膝関節痛の治し方
今回お伝えする方法は、股関節のマッサージと足のストレッチです。
①股関節マッサージによる関節痛の治し方
股関節のマッサージは、膝の痛みを治すのにとても効果的な方法です。
特に梅雨の時期は、ジメジメした湿気で体全体がむくみやすく、股関節周辺には大きな血管やリンパ管が集中しており、ここに問題が起きると下半身全体の循環が悪化します。
膝関節は、太ももの筋肉とふくらはぎの筋肉によって支えられています。
股関節周辺のマッサージを行うことで、血液やリンパの流れが改善され、膝関節を支える筋肉のむくみが解消しやすくなります。
それにより膝関節の動きが改善し、痛みが軽減されるのです。
それでは、股関節のマッサージをお伝えします。
まず、骨盤前側の出っ張った部分を触ってください。
そこから指2本分下の、ちょっと内側寄りの部分が、今回のマッサージポイントになります。
股関節のマッサージ
①座って行います
②股関節前側を下から上に10回持ち上げるようにほぐします下から上に向かって持ち上げるような動作を10回程度繰り返すことで、腸腰筋の緊張がほぐれ、血液とリンパの流れが改善されます。
マッサージする時は、「あ~、気持ちいい」と感じる程度の強さでやってみてください。
★股関節マッサージのポイント
・骨盤の出っ張りの下で少し内側
・下から上への動作で血流・リンパ流を促進
・痛気持ちいい圧で10回程度実施
・深い呼吸と併せて行い、リラックス効果も促進
②足首&足指のストレッチ
二つ目は足のストレッチです。
梅雨時期は、足のむくみにより土踏まずのアーチ機能が低下し、足首が内側に傾く傾向が強くなります。
足首が内側に傾くと、膝関節は内反ストレス(内側に向かう力)を受け続けることになります。
この状態が長期間続くと、膝に過度な負担がかかり、関節痛の原因となるのです。
さらに、膝関節の不安定性は股関節や腰部にまで影響し、全身の姿勢バランスを崩してしまいます。
では、足のストレッチをお伝えします。
足のストレッチを行うことで、歩行時やしゃがみ動作時に足首が十分に曲がるようになり、膝関節や股関節への負担が軽減されます。
足首&足指ストレッチ
①座った状態で左膝の上に右足首を乗せます
②右手で右足首を持ち、左手で足指を足裏の方に曲げます③足指を曲げたまま足首も足裏に向けて曲げます。
右手で足首をおさえながら、左手で足指を足裏側にグーッと曲げてください。
そのまま足首全体も足裏側に曲げると、足の甲側全体がグーッと伸びた状態を15〜20秒キープします。
痛みを感じるほど強く行う必要はありません。
筋肉が伸びているという感覚があれば十分効果的です。
★足の甲側ストレッチのポイント
・足指と足首を同時に曲げて効果を最大化
・15〜20秒間のストレッチで筋肉の柔軟性向上
・左右均等に行い、バランスを整える
この2つの方法を毎日コツコツと続けていただくと、梅雨の膝の痛みがどんどん楽になってきます。
実際に当院にいらっしゃる患者さんからも「1週間くらいで朝のこわばりがマシになった」「2週間続けたら階段の上り下りがこんなに楽に!」という喜びの声をいただいています。
一番大切なのは、毎日少しずつでも続けることです。
朝起きた時と夜寝る前に、それぞれ5分くらいやっていただくだけでも、きっと違いを実感していただけると思います。
まとめます。
今回は、梅雨時期の関節痛の中でも多い、膝関節の痛みについてお伝えしました。
・梅雨の時期は、気圧の変化で体がむくみやすくなり、股関節周りの筋肉が硬くなって、骨盤が傾いてしまいます。
さらに、足首がグラグラして不安定になることで、膝がねじれて痛みが悪化しやすくなります。
股関節周辺のマッサージと足のストレッチを行うことで、血液やリンパの流れが改善され姿勢が良くなり、膝関節の痛みが軽減しやすくなります。
家事や仕事の内容、姿勢のクセなど個人差もありますので、今回の方法を1週間ほど続けてみてください。
今回の対処法を行っても、症状が改善しない場合は、膝軟骨の炎症が強かったり姿勢の崩れが大きかったりする場合もあります。
その際は、お早めに当院までご相談ください。
それでは、今日のブログは以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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