花粉症|薬に頼らず楽になるツボ押しセルフケア|自律神経を整える3つのツボ

「毎年2月になると、くしゃみと鼻水が止まらなくなる…」
「薬を飲むと眠くなって、仕事中ぼーっとしてしまう…」
「鼻がむずむずして目もかゆくて、何にも集中できない…」

こんなお悩み、ありませんか?

花粉症の時期になると、こうした症状でお困りの方、本当に多いんです。

私の治療院でも、春先になると花粉症のご相談が増えてきます。

「朝起きたらくしゃみが連続で出る」
「目がかゆくてコンタクトがつらい」
「鼻水が出るのでティッシュが手放せない」
「鼻水が出るのに鼻づまりもある」
「薬を飲むと眠くなって仕事にならない」
「目が腫れて涙が止まらない」

こうしたお声を毎年たくさんいただきます。

でもご安心ください。

薬に頼らなくても、花粉症の症状が楽になる方法があります。

この記事では、実際に花粉症で相談された患者さんのエピソードとあわせて、花粉症と自律神経の関係、ご自宅でできる簡単な炎症チェック、そして自律神経を整えるツボ押しセルフケアについてお伝えします。

※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。

「薬を飲んでいるのに、あまり変わらないんです」

当院に首・肩・腰の不調で通院されている30代の女性営業職の方がいらっしゃいます。

学生のころから毎年この時期になると鼻がぐずぐずしていたそうですが、当時は花粉症だとは思っていなかったとのこと。

高校生のころが一番ひどく、大人になってからも毎年つらい時期を過ごされていました。

ある日の施術のとき、「今年は特にひどくて…」とご相談がありました。

目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、そして顔が熱っぽい。

病院では副鼻腔炎と言われて薬を飲んでいるけれど、あまり変わらず、特に顔の熱っぽさが気になるとのことでした。

不眠もあり、肩こりや腰痛は当院の治療で楽になっているものの、花粉症の症状だけはなかなか落ち着かない状態でした。

 

顔の圧痛をチェックしてみると

お顔の圧痛を確認したところ、右の目の下と小鼻の横に強い痛みがありました。炎症が強く出ている状態です。

顔に鍼を刺すのではないかと不安に思われる方もいらっしゃいますが、当院の施術では顔への鍼は行っていません。手足や首、背中などのツボに鍼治療を行い、体全体のバランスを整えていく方法です。

初回の施術後、顔の圧痛がなくなり、鼻づまりや鼻水もほとんど気にならなくなりました。

患者さんご本人も「鼻が楽になった」「痛みがなくなるのが不思議」とおっしゃっていました。

2回目の来院時には、右目の下に少し痛みが残る程度まで落ち着いていました。

当院の花粉症の治療についてはこちら

花粉症の症状がひどくなる原因は「自律神経の乱れ」

この患者さんのように、薬を飲んでいてもなかなか楽にならないケースは珍しくありません。

「花粉症は薬を飲み続けるしかない」
「一度なったら毎年ひどくなっていく」
「薬を飲まないとどうにもならない」

そう思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、花粉症の症状がひどくなる大きな要因のひとつに、自律神経の乱れがあるんです。

花粉症が起きるしくみ

花粉が鼻や目の粘膜に入ると、体の免疫が反応してヒスタミンという物質が放出されます。

このヒスタミンが血管や神経に作用して、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみといった症状を引き起こします。

ここで大きく関わってくるのが自律神経です。

自律神経には、血管を広げたり狭めたりして血液の流れを調整する働きがあります。

ヒスタミンの作用に加えて自律神経が反応することで、次のようなことが起こります。

1. 血管が広がり、目が充血して涙が出る

花粉を洗い流そうとして、涙を大量に出します。

2. 鼻に血液が集まり、鼻水が大量に出る

花粉を外に押し出そうとして、鼻水で洗い流します。

3. 鼻の粘膜が腫れて、鼻づまりが起きる

血管が広がることで粘膜が腫れ、花粉がこれ以上入ってこないようにブロックします。

つまり、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみは、体が花粉を排除しようとする正常な防御反応なんです。

 

問題は「過剰に反応してしまう」こと

本来は花粉を排除するためのシステムですが、自律神経の働きが乱れていると、この反応が必要以上に強くなってしまいます。

先ほどの患者さんも、不眠や肩こり・腰痛といった体全体の不調を抱えていました。

大量の花粉に長期間さらされたり、寝不足や不規則な生活が続いたり、食生活の乱れやストレスが重なったりすると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

こうした状態が重なると、自律神経が過剰に反応し、鼻水が止まらない、目がかゆい、鼻が詰まる、全身がだるくなる、頭が熱っぽいといった症状が強く出てしまうのです。

花粉症は「花粉のせい」だけではなく、体の状態・体調が大きく関係しています。

ご自宅でできる炎症チェック

先ほどの患者さんにも行ったのが、この顔の圧痛チェックです。

ご自宅でも簡単にできますので、今の炎症の状態を確認してみてください。

どの姿勢でも行えます。

※無理にグリグリ押す必要はありません。指先でやさしく押さえてください。

 

チェック方法

それぞれの場所を指先でやさしく押さえて、痛みがあるかどうか確認します。チェック① 眉頭
眉毛の内側の端を、指先でやさしく押さえます。

チェック② 黒目の下
黒目のすぐ下あたり(目の下の骨のふち)を、指先でやさしく押さえます。

チェック③ 鼻の根もと
眉間にある鼻の根もとを、指先でやさしく押さえます。

チェック④ 小鼻の横
小鼻のすぐ横を、指先でやさしく押さえます。

チェック⑤ 小鼻の横で黒目の下
小鼻の横あたりで、黒目のまっすぐ下にあたる部分を、指先でやさしく押さえます。

 

判定の目安

押さえて痛みがなければ、炎症は落ち着いている状態です。

痛みがある場合は炎症が起きている可能性があり、痛みが強いほど炎症が強い状態と考えられます。

腫れぼったい感じや熱っぽい感じがあるときは、特に注意が必要です。

また、左右で痛みに差がある場合は、片方の炎症が強くなっています。

痛みがあった場所を覚えておくと、セルフケアの効果を確認するときにも役立ちます。

自律神経を整えるツボ押しセルフケア

先ほどの患者さんには施術で自律神経を整えましたが、ご自宅でもできることがあります。

花粉症の症状を和らげるには、自律神経の働きを整えて炎症を抑えることが大切です。

ここでは、ご自宅で簡単にできるツボ押しを3つご紹介します。

 

ツボ① 風池(ふうち)

場所:首の後ろ、髪の生え際あたりにある左右のくぼみです。

後頭部の骨の下で、首の真ん中から指2本分ほど外側にあります。

やり方:両手の親指をくぼみに当て、円を描くようにゆっくり5秒間押します。

風池は、首や頭の血流を整えるツボです。

鼻づまりや頭の重さが気になるときにおすすめです。

 

ツボ② 風市(ふうし)

場所:太ももの外側にあります。

まっすぐ立った状態で手を体の横につけたとき、中指の先が当たるあたりです。

やり方: 親指でグッと押して、パッと離します。これを5回繰り返します。

風市は、体の表面にこもった熱を外に逃がすツボです。

グッと押してパッと離すことで、表面の余分な熱が抜け、自律神経の過剰な緊張を和らげます。

強く押し込む必要はなく、表面を軽く刺激するイメージで行ってください。

 

ツボ③ 太衝(たいしょう)

場所:足の甲にあります。親指と人差し指の骨が合わさるところのくぼみです。

やり方:親指でギュッと押して、パッと離します。これを5回繰り返します。

太衝は、自律神経のバランスを整えるツボです。

ストレスや疲れがたまっているときにもおすすめです。

 

ツボ押しの後にもう一度チェックしてみてください

3つのツボ押しが終わったら、先ほどの炎症チェックをもう一度やってみてください。

眉頭、黒目の下、鼻頭、小鼻の横、小鼻の横で黒目の下。

同じ5箇所を指先でやさしく押さえて、痛みの変化を確認します。

ツボ押しの前よりも痛みが和らいでいたり、腫れぼったさが軽くなっていれば、自律神経の働きが整ってきているサインです。

変化が感じられなくても、続けていくうちに少しずつ変わってくることがありますので、焦らず繰り返してみてください。

セルフケアのポイント

症状が出る前から行うと、より効果が出やすくなります。

もちろん、症状が出てからでも遅くはありません。

押す強さは、気持ちがいいと感じる程度で大丈夫です。

1日に何回行っても構いませんので、気がついたときにやってみてください。

 

ただし、大切なポイントがあります

このツボ押しで変化を感じられる方は多いですが、3日ほど繰り返しても症状が楽にならない場合は、体の状態をしっかり確認した方がよいかもしれません。

先ほどの患者さんも、薬を飲んでいても顔の熱っぽさがなかなか取れない状態でした。

施術で体全体のバランスを整えたことで、圧痛がなくなり、鼻の症状も楽になっています。

花粉症は自律神経の働きや血液の流れが大きく関係しています。

整体で体全体のバランスを整えることで、自律神経や血液循環も整い、セルフケアの効果もより感じやすくなります。

つらい症状を我慢せず、気になることがあればお気軽に当院までご相談ください。

当院の花粉症の治療についてはこちら

まとめ

花粉症の症状は、自律神経の働きや血液の流れが整えば楽になります。

花粉症の症状は、免疫の反応に加えて自律神経の過剰な反応によって強くなります。

寝不足や食生活の乱れなど、生活習慣も大きく関係しています。

今回ご紹介した顔の圧痛チェックで炎症の状態を自分で確認し、風池・風市・太衝のツボ押しで自律神経の働きを整えてみてください。

3日ほど続けても変化がない場合は、当院までご相談ください。

花粉症は「薬を飲み続けるしかない」ものではありません。

自律神経の働きを整えて、花粉の季節を少しでも楽に過ごしましょう。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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