バーニングフィート症候群で寝れない時の対策|足裏のほてり・熱感を改善するマッサージ法

「夜になると足の裏が熱くて、布団から足を出さないと寝れない…」
「エアコンをつけても足だけジンジン熱い感じが続く…」
「足を冷やしても、すぐにまた熱くなってしまう…」

こんなお悩み、ありませんか?

季節の変わり目になると、足の裏の熱感で眠れないという方が少しずつ増えてきます。

私の治療院でも、特に女性の患者さんから「足が熱くて寝つけない」というご相談をいただくことが増えています。

でもご安心ください。

この記事では、足の裏が熱くなる本当の原因と、今夜から実践できる効果的なマッサージ方法をお伝えします。

実は、足が熱いからといって冷やすだけでは、根本的な解決にならないことが多いんです。

その理由と対策を、まとめました。

ぜひ最後までご覧ください。

バーニングフィート症候群で寝れない時の対策|足裏の熱感を改善するマッサージ法|今治市 星野鍼灸接骨院

バーニングフィート症候群で寝れない原因と対策の基本

◉なぜ足の裏だけが熱くなるの?

バーニングフィート症候群(灼熱脚症候群)は、なぜ起こるのでしょうか?

実は、足の裏が熱く感じる原因は「本当に熱い」場合はなく、「熱いと感じている」状態です。

多くの場合、体の温度調節センサーが正常に働いていないことが原因なんです。

人間の体は、手足から熱を放出して体温を調節しています。

でも、自律神経が乱れると、このセンサーが誤作動を起こしてしまいます。

「足が冷えているのに、熱いと感じてしまう」

そう思われるかもしれません。

実際に、足を触ってみると冷たいのに、本人は熱く感じているケースがよくあります。

これは、体の内側が冷えているのに、防御反応として表面に熱を送ろうとしているためなんです。

◉冷やすより温める?意外な対処法

一般的には、熱い部分は冷やすのが常識だと思われがちです。

でも、バーニングフィート症候群の場合、冷やすことで血液が足に集まり、かえって熱く感じることがあります。

実は、適度に温めることで血流が改善し、症状が軽減することが多いんです。

実際に、当院に来られる患者さんの多くが「冷やしても改善しなかったけど、温めたら楽になった」とおっしゃいます。

ただし、炎症が原因で本当に熱を持っている場合は、冷やす方が効果的なこともあります。

まずは自分の足の状態を確認することが大切です。

◉自律神経と姿勢の関係

「姿勢と足の熱さに何の関係が?」とよく聞かれますが、実は深い関係があります。

姿勢が悪いと、背骨を通る自律神経に負担がかかります。

特に、猫背や前かがみの姿勢は、自律神経の働きを乱しやすくなります。

デスクワークで長時間同じ姿勢でいると、背中が丸まってきますよね。

この状態が続くと、体温調節機能がうまく働かなくなり、足の熱感につながってしまうんです。

姿勢を整えることで、自律神経への負担が減り、症状の改善が期待できます。

効果的なマッサージ|バーニングフィート症候群で寝れない時のケア

ここからは、足の裏の熱感を和らげる、効果的なセルフケア方法をご紹介します。

温めながら血流を改善するマッサージと、足湯を組み合わせた方法をお伝えします。

①足湯で温めてから始めるまず、40度程度のお湯を洗面器に用意します。

足首まで浸かる程度の深さで、10分程度足を温めてください。

この時、お湯が冷めないように、時々熱いお湯を足すのがポイントです。

足が十分に温まったら、タオルで水分を拭き取ります。

温めることで血流が良くなり、マッサージの効果が高まります。

②足指の冷え取りツボ押しマッサージ

足指のツボを使った血流改善マッサージを行います。

1. 椅子に座って、片足を反対の太ももの上に乗せます
2. 足の指先で爪の付け根を、手の指でつまみます
3. ゆっくりと指を転がすように10回マッサージします
4. 同様に、人差し指、中指、薬指、小指の爪の付け根も行います
5. 反対の足も同じように行います

各指の爪の付け根を10回ずつマッサージしてください。

痛気持ちいい程度の強さで、無理に強く捻らないことがポイントです。

③日常生活でのポイント

寝る前の習慣を見直すことで、症状の改善が期待できます。

特に就寝の2時間前からは、体を冷やす飲み物は控えめにしてください。

また、寝室の温度は26〜28度程度に保つと、体温調節がスムーズになります。

さらに、日中は適度に体を動かすことも大切です。

座りっぱなしの時間が長い方は、1時間に1回は立ち上がって軽く歩くようにしましょう。

姿勢にも意識を向けて、背筋を伸ばす時間を作ることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。

季節の変わり目に知っておきたい予防のポイント

◉体温調節機能を整える習慣

入浴習慣の見直し

シャワーだけで済ませず、週に3回以上は湯船に浸かることをおすすめします。

38〜40度のぬるめのお湯に15分程度浸かることで、自律神経が整いやすくなります。

熱すぎるお湯は逆効果になることもあるので、心地よい温度を見つけてください。

◉自律神経を整える生活リズム

規則正しい睡眠サイクル

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが大切です。

週末の寝だめは、かえって自律神経を乱すことがあります。

平日も休日も、なるべく同じリズムで生活することで、体温調節機能が安定してきます。

セルフケアの注意点

セルフケアを行う際は、以下の点にご注意ください。

痛みが強い場合や、足に腫れや変色がある場合は無理をせず、専門家にご相談ください。

マッサージ後に症状が悪化する場合は、炎症が原因の可能性があるため、冷やす方が適切なこともあります。

個人差がありますので、ご自身の体調に合わせて調整してください。

こんな時は専門家に相談を

以下のような症状がある場合は、早めに専門家にご相談ください。

セルフケアを2週間続けても改善しない場合、日中も強い熱感が続く場合、足のしびれや痛みを伴う場合は、他の原因が隠れている可能性があります。

特に、姿勢の問題から来る自律神経の乱れは、セルフケアだけでは改善が難しいことがあります。

当院でも、足のほてりや違和感の症状に対応しております。

気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。

まとめ

バーニングフィート症候群による足の熱感について、温めることの重要性とマッサージ方法をご紹介しました。

足が熱いからといって冷やすだけでなく、適切に温めて血流を改善することで、症状を軽減できます。

まずは今夜、足湯と足指マッサージから始めてみてください。

そして、日々の姿勢にも意識を向けることで、根本的な改善が期待できます。

症状が改善しない場合は、お気軽にご相談ください。

あなたの快適な睡眠を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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