座っているとお尻から太ももが痛い|デスクワークで悩む30代男性の改善例

「座っているとお尻から太ももの裏が痛くなる…」
「デスクワークで5〜10分座っていると痛みがひどくなる…」
「立ったり座ったりを繰り返して、仕事に集中できない…」

こんなお悩み、ありませんか?

座っているとお尻や太ももの裏が痛くなる方、本当に多いんです。

私の治療院でも、「デスクワークで座っていると痛みが出て、仕事に集中できない」という患者さんが多く来院されます。

でもご安心ください。

この記事では、波方町からお越しの30代男性設計士さんの改善事例をもとに、座っていると起こるお尻から太ももの痛みの原因と改善方法についてお伝えします。

実は、この症状は腰やお尻だけの問題ではなく、姿勢の崩れと股関節の動きが深く関係していることが多いんです。

どんな症状でお悩みだったか

今回ご紹介するのは、波方町にお住まいの30代男性設計士さんです。

1ヶ月ほど前から、座っていると太ももの裏とお尻に痛みが出るようになったとのこと。少ししびれもあり、5〜10分座っているだけで痛みがひどくなる状態でした。

デスクワークでもイスに座っていると痛みがあり、畳に座るとさらに痛みが強くなるそうです。立っている時と寝ている時は楽だけれど、座っているとゆっくり過ごすことができないとお困りでした。

仕事で座っている時間が長いため、痛みで仕事がはかどらないことに悩んでいらっしゃいました。立ったり座ったりしながら我慢して仕事を続けている状態だったそうです。

実は5年ほど前にも同じような症状があり、15年くらい前には尾骨が曲がって痛みが出たこともあったとのこと。その時は気づいたらなくなっていたそうですが、今回は1ヶ月経っても痛みが変わらず、「このまま治らないのでは」という不安を感じていらっしゃいました。

当院で確認した症状

当院で確認した症状は以下の通りです。

– **太もも裏の筋肉の緊張**:座ると痛みが出る原因となっている
– **右の背中と左の腰の緊張**:背中の筋肉の硬くなっている部分が左右で高さが違う
– **右股関節の屈曲制限**:股関節を曲げた際に関節の前側で詰まる感じがある
– **臀筋の緊張**:お尻の外側にも緊張がある
– **骨盤の傾き**:背骨に対して骨盤が傾いている(姿勢の問題)

なお、神経症状(しびれや筋力低下など)は確認されませんでした。

痛みの本当の原因

検査の結果、**姿勢の崩れと股関節周りの筋肉の緊張**が原因であることがわかりました。

立っていても座っていても背骨が左右に曲がっていて、まっすぐにしづらい状態でした。この歪みがあることで筋肉に緊張が出て、股関節を曲げた際に関節の前側で詰まる感じが生じ、お尻の外側にも緊張が出ていたのです。

なぜこのような症状が起こったのか

座っている時にお尻や太ももが痛くなるメカニズムを段階的に説明します。

**1. 長時間の座り姿勢で体が傾く**

デスクワークで長時間座っていると、体を曲げた姿勢になりやすくなります。この患者さんの場合、座った際に姿勢が傾いた状態が続いていました。

**2. 傾いた姿勢を支えるために筋肉が緊張する**

姿勢が傾くと、それを支えるために腰やお尻の筋肉が常に緊張した状態になります。特に座っている時は、立っている時よりも腰やお尻の筋肉への負担が大きくなります。

**3. お尻の筋肉の緊張が坐骨神経にも影響する**

お尻の筋肉(臀筋)が緊張すると、その下を通る坐骨神経も圧迫されやすくなります。これが太もも裏の筋肉の緊張や痛みにつながります。

**4. 股関節の動きが悪くなり、さらに負担が増える**

股関節の動きが制限されると、座った時に骨盤がうまく傾けられず、腰やお尻にさらに負担がかかるという悪循環が生まれます。

当院での治療

まず、背骨から骨盤の傾きを整えて、腰を伸ばしやすく整えました。

股関節の関節可動性が少なくなっていたので、軽い牽引を加えながら関節を整えると、股関節が曲がりやすくなりました。それにより、さらに腰が伸びやすくなりました。

また、首も傾いていたので、まっすぐになるように整えました。体全体のバランスを調整することで、座った時の姿勢が安定しやすくなります。

治療計画

初めは姿勢の歪みがあり、緊張からの痛みが出やすい状態でした。歪みや動きを整える目的で、1週間に2回続けての来院をお伝えしました。

姿勢が改善し動きやすくなると、痛みが軽減していきます。その後は、以前からの姿勢の歪みを整えるために2週間に1度、3週間に1度と期間を空けながら調子を確認していく計画です。

治療後の変化

初回治療後から、股関節が曲げやすくなり、体も捻りやすくなりました。

まっすぐ座れるようになり、姿勢の変化を実感していただけました。

2回目の来院時には、姿勢も伸ばしやすくなり、座っていて痛みが出るまでの時間が長くなったとのこと。

以前は5〜10分で痛みがひどくなっていましたが、改善が見られました。

また、主訴のお尻と太ももの痛みだけでなく、元々あった腰痛も軽減し、楽に仕事ができるようになりました。

患者さんの声

「初回の治療後から動きやすくなったので、座る時間が長くなって仕事に集中できるようになりました」

とおっしゃっていました。

苦しんでいた時に比べて、仕事が早くできるようになり、帰ってからの子供と遊ぶのも楽になったそうです。

座っていられる時間が長くなったことで、仕事だけでなく日常生活全体が楽になったと喜んでいらっしゃいます。

同じような症状でお悩みの方へ

お尻がコリやすかったり疲れやすかったりするのは、腰を支えるために、無理な姿勢や動作になっている場合があります。

その場合の原因は、**姿勢の崩れ**にあることが多いです。

座っている時は、立っている時よりも腰やお尻の筋肉の負担が大きくなります。そこが緊張すると坐骨神経も緊張し、太もも裏の筋肉の緊張や痛みにつながることがあります。

太ももの筋肉は股関節やお尻の筋肉とも関係するので、無理な姿勢で仕事を続けていると、今回のように下半身に症状が出ることがあります。

3〜4日様子を見ても症状が続く場合は、そのままでは回復しないことが多いので、お早めの対処をおすすめします。

まとめ

座っているとお尻から太ももが痛くなる原因と改善事例についてお伝えしました。

重要なポイントは:

– 座っている時は立っている時より腰・お尻の負担が大きい
– 姿勢の崩れが筋肉の緊張を引き起こし、痛みにつながる
– 股関節の動きが悪くなると、さらに負担が増える悪循環が生まれる
– 姿勢と股関節の動きを整えることで、症状が改善する

無理せず、少しずつ体を整えていくことが大切です。

もし痛みが続く場合や、仕事や日常生活に支障が出ている場合は、当院までご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

ご予約はこちら

LINEでのご予約は24時間受け付けています。

こちらの画像をタップしてご予約、ご相談ください。

⬅️LINE予約はこちら⬅️

 


受付時間中は、お電話でもご予約可能です。

こちらの画像をタップしても、電話がつながります。

⬅️電話予約はこちら⬅️

関連記事

  1. アイスクリーム頭痛〜偏頭痛と同じ三叉神経からの痛み

  2. 花粉症|目の痒みに効くツボは足にある

  3. 手首の固定で改善!親指側が痛む腱鞘炎 ドケルバン病のテーピン…

  4. 接骨院が捻挫や肉離れのケガにテーピングや包帯やギプスをまく理…

  5. 咳が止まらない。薬が効かない。改善するためのツボはこれ!

  6. 【膝裏の痛み改善】膝裏が痛む原因と改善マッサージ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP