椎間板ヘルニア|当院の考え方

仰向けの女性の膝を曲げて脚をストレッチする男性スタッフ
はじめまして、星野鍼灸接骨院院長の星野です。

慢性的な腰痛といえば、椎間板ヘルニアを代表とする軟骨や骨・関節の疾患を思い浮かべる人がとても多いです。

当院でも、椎間板ヘルニアと診断され慢性的な腰痛があるというご相談を多くいただきます。

痛み止めや湿布をしているがあまり変わらない、腰痛だけでなく足のしびれが出てきたという日々の悩み。

当院では、快適に生活するための体づくりと、椎間板ヘルニアへの不安を少しでもなくすためのセルフケアなどの方法をお伝えしています。

このページでは、ヘルニアの慢性的な腰痛に対する当院の施術方針をまとめましたのでじっくりとお読みください。

腰痛で手術になることを予防したい方にも参考になれば幸いです。

椎間板ヘルニアってどういう状態?

腰痛になる疾患で多く診断されるのが椎間板ヘルニアです。

ヘルニアは飛び出すという意味で、腰痛や痛みという意味ではありません。

腰痛の時にMRI検査で見つかることの多い椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にある椎間板という軟骨から、ゼリー状の髄核が飛び出してしまう状態を言います。

背骨は椎骨という24個の骨が繋がっていてそれぞれの間に椎間板という軟骨があり、運動する際のクッションの役目を果たしています。

腰痛で診断される椎間板ヘルニアは背骨の一番下の第5腰椎や第4腰椎の椎間板にヘルニアが多く見られます。

その他のヘルニアには、次のようなものもあります。
・へそヘルニア(へそから腸が飛び出す=脱腸)
・鼠径ヘルニア(股関節の前にある、そけい部の上から腸が飛び出す=脱腸)
・大腿ヘルニア(股関節の前にある、そけい部の下から腸が飛び出す=脱腸)
・膣のヘルニア(子宮や膀胱、直腸などが飛び出す=内臓脱)

ヘルニアについての研究が進んでいます

今まで、腰痛は原因がわかっていないものがほとんどで、原因を究明するためにMRIでの診断が必要でした。

画像診断で椎間板から飛び出した髄核があると、椎間板ヘルニアとして背骨を通っている神経を圧迫して腰痛になると診断されてきました。

レントゲンで背骨の間が狭くなっていても椎間板ヘルニアを疑うことがありますが、実はレントゲン写真には軟骨は写らないため確定はできません。

世界的な腰痛の研究で椎間板ヘルニアがあっても腰痛の原因では無いことが多く発表されていて、日本整形外科学会と日本腰痛学会が監修した「腰痛診療ガイドライン2019」でも、神経症状を伴わない腰痛では初診時の画像検査は必ずしも行う必要はない、とされています。

ヘルニアが原因と言われた腰痛は、痛みの記憶が原因?

最近では、ヘルニアがあっても腰痛が無い方がいるという報告もあり、長引く腰痛には、脳の働きの低下や、痛みを強く記憶していることが関わっているという考え方もあります。

個人的な意見ではなく、海外の研究論文を参考にしています。

国際腰椎学会(ISSLS)の1995年ボルボ賞を受賞した論文も参考に載せておきます。

「椎間板ヘルニア=痛みではない」椎間板ヘルニア受賞論文
★椎間板ヘルニアと診断された重度の腰椎および下肢の痛みを伴う46人の患者と、MRI、健康な被験者によって年齢、性別、職業などが一致する46人の健康な被験者の腰椎椎間板を比較した結果椎間板ヘルニアは76%の症例で確認され、椎間板の変性は85%で確認されました。 出典:Boos N ほか「1995 Volvo Award in clinical sciences」Spine誌 1995年 20巻 2613-2625頁(PubMed ID 8747239)

上記の論文では、まったく痛みのない方でも多くの方にヘルニアがあり、その割合は約76%だったと報告されています。

このように、痛みが無い方でも約76%の方にヘルニアがあったという報告があるにも関わらず、「腰痛の原因といえばヘルニア」と、諸悪の権化のような扱いでした。

もちろん、中には本当にヘルニアで症状が出ている方もいますので、その場合はきちんとした治療が必要になります。

手術をするかどうかは医師とよく相談していただきたいのですが、ヘルニアが出た原因にも目を向けることが大切だと私は考えています。

ヘルニアの施術には背骨のバランスを整えて、しっかりと身体が動く状態にして、腰に負担がかからない動作を獲得していく必要があります。

中学生の時に整体通い

実は私自身も小学生の時に腰を傷めてしまい、中学生の頃には学校を休むほどで、はり師・きゅう師である父親の鍼の施術に加えて、香川県まで整体に通っていました。

今は、ストレッチや体操で腰のケアをして、ほとんど痛みが出ることなく仕事をしています。

また、定期的に鍼の施術を受けたり、脊椎や骨盤を整える整体をしているので、姿勢も悪くならず、毎日の施術もこなすことができています。

私のように、もともと腰痛を経験した方で、今でも悩んでいる方はたくさんいます。

当院で行う整体

当院で行う整体は、骨盤や骨格だけを整えるのではなく、全身を見て歪みの原因を特定し、正しい姿勢できちんと体が動く状態を目指していくことです。

身体は血液によって必要な栄養や酸素を運び、神経によって筋肉や内臓と脳をつなぐことで、思いのままに動かす事ができます。

本来は、疲れや不調があっても睡眠や食事により休息をとる事で、血液が運ぶ栄養や神経の働きで身体は回復してきます。

ところが、生活習慣や仕事の環境、過去のケガなどにより体がゆがむと血液の流れや神経の働きが悪くなり、回復力が落ち、いろいろな症状が出てくるのです。

このようなゆがみに対する整体は、血行や神経の働きを良い状態に整えることを目的に行います。

私は、筋肉の緊張を緩和して体が動きやすい状態をつくり、様々な身体の不調を整えていくことを大切にしています。

当院の椎間板ヘルニアの施術

①整体前の検査

整体に必要な、各種検査を行なっていきます。

各種検査により、どのように身体がゆがみ、身体のどこに負担があるのかをしっかり見ていきます。

②整体

足や手を軽いストレッチのように動かしたり、ツボを軽く押さえたりして全身を整えていきます。

動作がしやすく、体がしっかりと立てる状態をつくることを目的に、筋肉の緊張や骨格の左右差を整えていきます。

③整体後の検査


整体により、姿勢や動作が改善しているかチェックします。

あなた自身にも動きの変化を確認していただけるように行います。

④日常生活でのアドバイス

あなたの身体の状態に合わせた簡単なポイントをお伝えします。
日常生活で少し気をつけるだけで、ゆがみにくくする事ができます。

施術後に次回の来院の目安をお伝えしています。
ご都合に合わせて次回のご予約をお取りいただけます。

また、ヘルニアでない内科疾患などでも腰痛が出ることがあり、中にはガンや胃潰瘍、膀胱炎や腎炎など病院での治療が必要な場合があります。

検査により当院での施術適応外であれば専門の医療機関をご紹介いたします。

椎間板ヘルニアでお困りの方は1度ご相談ください。

(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
 

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