立ち仕事で足のむくみが痛い時の対策!原因は足指と足の向き

「夕方になると足がパンパンに腫れて歩けない…」
「立ち仕事を8時間続けると、足がジンジン痛くて辛い…」
「むくみがひどすぎて、靴下の跡がくっきり残ってしまう…」

このような立ち仕事による足のむくみと痛みでお困りではありませんか?

立ち仕事で足がむくむ方には、**意外な共通点**があることが分かってきました。

※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。

立ち仕事で足がむくんで痛くなる本当の理由

足がむくむ方とむくまない方の違いを調べてみると、**足指の使い方と足の向き**に大きな差がありました。

なぜ足指と足の向き?驚きのメカニズム

立ち仕事で足がむくんで痛くなる本当の流れは:

**1. 足指が使えていないことで土踏まずのアーチが低下**
立ちっぱなしの状態で足指が浮いている(浮き指)と、土踏まずのアーチが崩れ、足全体の筋肉バランスが崩れます。アーチが低下すると、ふくらはぎの筋肉も効率的に働けません。

**2. 足の向きが不適切でポンプ機能が低下**
足先と膝の向きがバラバラだと、足指に力が入らず踏ん張れません。すると、ふくらはぎの筋肉が正しく収縮できず、血液を心臓に送り返すポンプ機能が低下します。

**3. 血液とリンパ液が停滞し、むくみと痛みが発生**土踏まずのアーチが崩れ、ふくらはぎのポンプも働かないと、血液とリンパ液が足に溜まります。組織が圧迫され、「足が重い」「ジンジンする」といった痛みが生じます。

「マッサージしても翌日にはまたむくむ」「着圧ソックスを履いても根本的に良くならない」という患者さんを多く診てきました。

でも、足指の機能と足の向きを正しく整えることで、立ち仕事をしても足がむくまない体を取り戻せるんです。

「立ち仕事は足がむくむのが当たり前」

そう思われるかもしれません。

実は、立ち仕事での足のむくみは、単純に立っている時間だけが原因ではなく、足指の使い方と足の向きの問題が最も重要な要因なんです。

立ち仕事で足がむくみやすい人の特徴

これまでの経験から、立ち仕事で足がむくみやすい方には共通点があります:

同じ場所でじっと立っている方(レジ打ちや受付業務で足首をほとんど動かさない)、ヒールや硬い靴を履いている方(足首の可動域が制限され、ふくらはぎが働きにくい)、水分摂取が少ない方(血液がドロドロになり循環が悪化)に多く見られます。

逆に、立ち仕事をしても足がむくまない方は、無意識に足首を動かしたり、重心移動をしながら立っているのが特徴です。

その理由と対策を、分かりやすくまとめました。

ぜひ最後までご覧ください。

立ち仕事での足のむくみの原因と特徴

◉なぜ「マッサージ」だけでは限界があるの?

足のむくみについては、一般的に「マッサージをする」「着圧ソックスを履く」「足を高くして寝る」と言われています。

実は、こうした対処法だけでは表面的なむくみ解消はできても、根本原因である足指の機能低下と足の向きの問題はそのまま残ってしまいます。

マッサージで一時的にむくみが改善しても、足指と足の向きが正しく機能していないため、翌日の立ち仕事でまた同じように足がむくんでしまうんです。

◉立ち仕事での足のむくみの本当の原因実際に多くの患者さんを診ていくと、立ち仕事での足のむくみには共通したメカニズムがあることが分かってきました。

**1. 足指が使えていない「浮き指」状態**
立ちっぱなしで足指が地面をつかめていない状態が続くと、土踏まずのアーチが崩れ、足全体で体重を支えることができなくなります。

**2. 足先と膝の向きの不一致**
足先と膝の向きがバラバラだと、足指に力が入らず、ふくらはぎの筋肉が正しく働けません。これにより血液を送り返すポンプ機能が低下します。

**3. 土踏まずアーチの低下による循環不良**
土踏まずのアーチが崩れると、足底の血管が圧迫され、血液とリンパ液の流れが悪くなり、むくみと痛みが発生します。

実際に、当院に来られる患者さんの多くが「夕方になると足が2倍に腫れたように感じる」「靴がきつくて脱げなくなる」とおっしゃいます。

特に多いのが以下のようなケースです:

– **8時間立ち仕事をした後、足首から下がパンパンになった**
– **レジ打ちを半日続けたら、ふくらはぎがカチカチになった**
– **接客業で1日中立っていたら、足の甲まで腫れてきた**

これらは全て、足指が使えていないことと足の向きが不適切なことが根本原因でした。

◉姿勢と立ち仕事での足のむくみの深い関係意外に思われるかもしれませんが、普段の立ち姿勢が悪いと立ち仕事での足のむくみも起こりやすくなります。

前かがみ姿勢や反り腰で立っていると、重心が偏り、ふくらはぎの筋肉が常に緊張した状態になり、ポンプ機能が正常に働かなくなってしまいます。

そこに長時間の立ち仕事が加わると、体はさらに負担を感じ、むくみと痛みとして症状が現れるんです。

立ち仕事での足のむくみを訴える患者さんを診察すると、ほぼ全員に共通して姿勢の問題が見つかります。

普段の姿勢から足の筋肉に偏った負担がかかっていて、それが立ち仕事で限界を超えてしまうんです。

立ち仕事での足のむくみを改善する具体的な方法

◉足先と膝の向きを合わせて土踏まずアーチを安定させる

土踏まずのアーチが低下するのを予防するには、足指を動かす筋肉と足首を動かすふくらはぎの筋肉に自然と力が入る状態にすることです。

その方法は、『足先と膝の向きを同じ方に向ける』ことです。

人間の体は、足の指が向いている方に力が入りやすくなるという特徴があります。

例えば体の正面で動作をする場合には、足の指がまっすぐ前を向いていると指先に力が入りしっかりと踏ん張ることができます。

それに合わせて膝も同じ方に向けることで、より足先にしっかり力が入り土踏まずのアーチが安定します。

土踏まずのアーチがしっかり働くためには、この膝の向きもとても大事です。

土踏まずが不安定な時には膝が内側に入っていることが多く、この時には足の踏ん張りが効きにくくなっています。

土踏まずを見ていただくと、膝が内側に入っている時よりも、膝を足先と同じ向きの方が土踏まずがグッと上がる感じがわかるかと思います。

このように足先を正面に向けて膝も同じ向きに合わせることで、自然と足の踏ん張りが効くようになります。

歩く時や立っている時、動作をするときに足の向きと膝の向きを合わせるように、意識してみてください。

100点満点を目指さなくても構いません。

慣れるまでは難しいと思いますので、今までが60点だとしたら70点を目指すだけでも足の負担が変わってきます。

無理せず1〜2週間やってみてください。

◉足の甲側のストレッチで浮き指を改善

立ち仕事で疲れた足は、指先の踏ん張り機能が低下し「浮き指」状態になりがちです。

このストレッチを続けていただいた患者さんの多くが、1週間程度で「夕方でも足が軽い」「むくみによる痛みがなくなった」とおっしゃいます。

**◉足の甲側のストレッチ(右足の場合)**

①座った状態で左膝の上に右足首を乗せます②右手で右足首を持ち、左手で足指を足裏の方に曲げます
③足指を曲げたまま足首も足裏に向けて曲げます
④この状態を10秒キープ×3回行います
⑤左右を入れ替えて同じように行います

※痛みが強い場合は曲げる角度を浅くし、呼吸を止めずに行ってください

【注意事項・安全配慮】
– 痛みが強くなる場合は無理をせず、範囲を小さくして行ってください
– 個人差がありますので、ご自身の体調に合わせて調整してください
– 気持ちいい程度の強さで行うことが大切です

こんな時は専門家にご相談を

以下のような症状がある場合は、早めに専門家にご相談ください。

セルフケアを2週間続けても改善しない場合、片足だけが異常にむくむ場合、むくみと一緒に胸の痛みや息切れがある場合は、他の原因が隠れている可能性があります。

特に、下肢静脈瘤や心臓・腎臓の問題は、セルフケアだけでは改善が難しいことがあります。

そのような場合は、お早めにご連絡ください。

まとめ

立ち仕事での足のむくみについて、足先と膝の向きを合わせる方法と足の甲側ストレッチを中心とした根本的な改善方法をご紹介しました。

一時的な対処療法だけでなく、足指の機能と足の向きを正しく整えることで、むくみと痛みを根本から改善していくことができます。

まずは今日から、今回の足先と膝の向きを合わせる方法を無理のない範囲で始めてみてください。

そして、日々の姿勢と立ち仕事中の足の使い方にも意識を向けることで、足のむくみの根本的な改善が期待できます。

症状が改善しない場合は、お気軽にご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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