立ち仕事でお尻が「ズキッ!」・・・その腰痛、足先の向きが原因かもしれません。
レジに立ちっぱなしの販売員さんや、調理場で長時間動き回る主婦の方から
「座っていると平気なのに、立って歩くとお尻の奥が痛む」
というご相談をよくいただきます。
実はこの「立ち仕事での腰痛」は、足先の向きと足指の使い方を整えるだけでラクになるケースが多いのです。
足先が外や内にねじれると骨盤がゆがみ、梨状筋などのお尻の筋肉に余計なストレスがかかります。
反対に、足先をまっすぐにそろえるだけで骨盤が安定し、腰への負担を軽減できるようになります。
また、足の指を動かすことで、さらに腰痛が楽になります。
このブログでは、
・立ち仕事でお尻の痛みが出る理由
・足の向きだけじゃない!足の指が大事な理由
・今すぐできる腰痛対処法
の順にお伝えします。
最後までお読みいただくと、立ち仕事でのお尻の痛みや腰痛を改善するヒントが見つかります。
ぜひ最後までご覧ください。
※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。
お尻が痛い腰痛!意外な犯人は「足の向き」
立ち仕事で腰やお尻がつらいとき、まずチェックしたいのが足先の角度です。
◉30秒セルフチェック方法
① 肩幅で立ち、足先をやや外(30°ほど)に開く
② そのまま軽くスクワット(膝を45°曲げる程度)
→ お尻や腰の後ろ側が張る感覚があります
③ 次に、足先を正面(0°)にそろえて同じ動きをもう一度
→ 今度は太ももの前面が張り、腰の緊張が減ります
ではなぜ差が出るのでしょうか。
それは、足先を外に向けると骨盤が後ろへ倒れ、腰が丸まりやすく、足先を正面に向けることで骨盤が垂直に保たれ、体幹が安定するためです。
この骨盤の傾きこそが 「お尻が痛い腰痛」の犯人です。
立ったままでも足先をまっすぐそろえるだけで、梨状筋などお尻の筋肉にかかる負担を減らせるようになります。
さらに足指でグーパー運動をして、同じようにスクワットをしてみてください。
さっきよりも楽にスクワットができたのではないでしょうか?
これは、土踏まずのアーチが働きやすくなり、姿勢を支える筋肉が活性化し骨盤がより安定するためです。
次章では、足指と姿勢の深い関係 をもう少し掘り下げ、具体的なセルフケアを紹介します。
立ち仕事で腰痛…足指を動かすと痛みがラクになる理由
かかと重心=「浮指」で姿勢が不安定になり腰痛の原因になります。
足先が外向きになると「かかと重心」になりやすく、体重が足の外側→かかとに集中→土踏まずが扁平化します。
指が地面から浮きやすい「浮指」状態では、しっかり踏ん張れず姿勢が崩れます。
結果として、骨盤が後ろに傾き、腰部へ余計なストレスがかかります。
では、簡単なセルフチェックをしてみてください。
①靴を脱いで床にまっすぐ立つ
②腰を前後左右に軽く動かし姿勢の安定感をみる
③足指でギュッと握る→指がほとんど曲がらなければ浮指傾向
④指先を床につけるように曲げる
⑤腰を前後左右に軽く動かし同じように安定感をみる
いかがでしょうか?
先ほどよりも姿勢がしっかり安定している感じがあるでしょうか?
立ち仕事での腰痛をさらに改善するカギは足指が曲がることです。
足指をしっかり曲げ伸ばせると土踏まずアーチが働きます。
アーチが働くと体幹が安定し、立ち仕事中の腰痛・お尻痛の軽減が期待できるようになります。
次の章では土踏まずを目覚めさせる具体的ストレッチと職場での応用法を紹介します。
立ち仕事でお尻が痛む時に今すぐできる腰痛対処法
◉足先を「正面・平行」にそろえる
足先を作業方向へ真っ直ぐ向けると、足指まで力が伝わりやすくなります。
階段を上るとき自然に指先で踏ん張るのと同じ原理です。
立ち仕事中も、「つま先正面&平行」を意識するだけで骨盤が安定し腰への負荷が軽くなります。
◉浮指を改善!土踏まずアーチを呼び覚ますストレッチ
①椅子に座り、右足首を左ひざ上に乗せる
②指先と足首を曲げるようにしながらスネの前側をストレッチ③スネ前面~足底が伸びる感覚で10秒キープ×3回
④左右を入れ替えて同じように行う
※痛みが強い場合は曲げる角度を浅くし、呼吸を止めずに行ってください。
それではもう一度、姿勢の安定感を確認してみましょう。
足先を正面にそろえて立って、腰を前後左右に軽く揺らし、姿勢の安定感を再度チェックしてください。
「ぐらつきが減った」「腰が軽い」と感じれば、足でしっかりと踏ん張れるようになっています。
「足先を正面に+足指ストレッチ」を習慣にすることで、立ち仕事によるお尻・腰の痛み軽減が期待できます。
まとめます。
足先は、平行にして正面に向けた姿勢が基本です。
・外向き〈がに股〉は骨盤が後傾し、お尻・腰の負担が大きくなります。
・立ち姿勢や作業方向に足先をまっすぐ向けて骨盤を安定させてください。
浮指を解消して土踏まずアーチが働きやすくする。
・かかと重心+扁平足は体幹が揺れやすく腰痛の引き金になります。
・足指ストレッチで土踏まずアーチが働きやすくなります。
家事や仕事の内容、姿勢のクセなど個人差もありますので、今回の方法を1週間ほど続けてみてください。
もし立ち仕事でのお尻の痛みがなかなか解消されない時には、体のバランスが大きく崩れている場合など、そのほかの原因も考えられます。
その際は、当院までご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
ご予約はこちら
LINEでのご予約は24時間受け付けています。
こちらの画像をタップしてご予約、ご相談ください。
⬅️LINE予約はこちら⬅️
受付時間中は、お電話でもご予約可能です。
こちらの画像をタップしても、電話がつながります。
⬅️電話予約はこちら⬅️
この記事へのコメントはありません。