冷えのぼせと冷え性
この二つの違い…分かりますか?
よく聞く言葉ですが、中医学では二つの症状は全く別物です。
このブログで簡単に説明していきますねd(^_^o)
まずは「冷えのぼせ」について。
冷えのぼせは中医学では陰虚の状態を言います。
陰虚とは体内の陰の要素(水分などの冷たいもの、冷たい気)が不足することにより、冷やす事が出来なくなり陽気が上半身にのぼることによりのぼせやすくなります。
陰と陽のバランスが崩れてしまうため次第に陽気も低下して寒がる様になります。
解消するためのツボは…
大椎→頭をしたにむけて首の後ろの一番出てる骨の下。
関元→へその指二本下。
三陰交→内くるぶしの指二本上の骨際。
太谿→足の甲で親指と人差し指の間の止まるところ。
それぞれのツボを、10秒ほど気持ちのいい強さで押してください。
次は「冷え性」についてです。
冷え性は下半身が陽虚となった状態で寒湿が阻滞することにより血行も悪くなります。
陽虚は身体のなかの暖かいもの(血液や温かい気)が少なくなり冷えをとることが出来なくなり、身体が寒がる状態を言います。
原因としては不規則な生活、月経期や産後の養生が悪いときなどに起こりやすくなります。
ツボは…
ダン中→みぞおちの上で乳頭線上。
血海→膝のお皿の上内側から指二本上。
八リョウ→骨盤の真ん中にある仙骨との境の穴部分。全体的に温めるのがいいです。
それぞれのツボは指の腹で真下にゆっくりと10秒ほど押してください。
背中にある大椎と八リョウはカイロで温めても効果的です。
当院では、患部の状態だけでなく、普段の骨格バランスも確認しながら施術を行っています。
骨格が安定していないと骨でなく筋肉で体を支えるためにどうしても体に無理がかかりやすくなります。
まずはしっかりとバランスが取れる体にすることが大事ですので、ケガだけでなく慢性的な肩こりや腰痛でもご相談くださいね。
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