ラケットを振った時の肘の痛み(テニス肘)

テニスをしている学生やアスリートに多い悩み。
その一つが、上腕骨外側上顆炎と呼ばれる
肘の外側の痛みです。
外側上顆炎は、テニスをしている方に多いことから、
テニス肘と呼ばれることもあります。
当院に来院される方でも、
テニス肘で来院される方はとても多くいらっしゃいます。
今回は、そうした肘の痛みについて
当院の治療方針と、簡単なケアについて
こちらでまとめていきますので、
一度ご覧になってくださいね。
ボールを打つタイミングが原因です
テニスで傷めることが多い、肘外側の痛みですが、
原因は多くの場合、ラケットでボールを打つタイミングの
ちょっとしたずれからくることがほとんどです。
特にバックハンドでボールを打つときに、
ほんのわずかタイミングがずれることで、
肘の筋肉が伸びた状態で無理やり打つため
痛みが出やすくなります。
わずかなずれの反復的な刺激により、
伸びて固くなった筋肉が肘の骨を牽引することで、
肘の骨に炎症を起こす原因になります。
ラケットで打つタイミングのずれをチェックする方法は、
自宅でも簡単に行えます。
自宅でできるチェック方法
①ラケットを持って、ボールの当たる位置をイメージして柱を押す
この時に、いつもボールを打っている角度で
柱を押してみてください。
柱の代わりに、タンスでも構いません。
②ラケットを持たずに、手で柱を押す
ラケットを持っているつもりで、
ボールを打つ角度で柱を押してみてください。
この時に、ひじや肩に痛みがあるときは、
ムリな角度で身体を使っていることがあります。
③手で柱を押しながら、一番力の入る角度を探す。
ラケットを持っているつもりで、
柱を押していきますが、この際に一番力の入る角度を探します。
一番力の入る角度と、痛みが出ている角度が同じ場合は、
かなり炎症が進んでいますので、すぐに接骨院、病院を受診してください。
自宅で出来るストレッチとケア
肘の痛みがある場合は、
テーピングやアイシング、ストレッチが
自宅でのケアには最適です。
今治・学生の肘の痛み、野球肘のテーピング動画
動画は肘の内側に貼っていますが、外側も同様にしてください。
アイシングについて
使いすぎの痛みには、アイシングが有効だということは
ご存知だと思いますが、効果的に効かせる方法があります。
①患部を氷で冷やす
・急な痛み、強い痛みの場合 → 15分以上
・慢性的な痛み、筋肉痛 → 10分以下
②患部を温める。シャワーやお湯につかって温めます。
・急な痛み、強い痛みの → 5分以下
・慢性的な痛み、筋肉痛 → 15分以上
③安静 もしくは ストレッチ
・温めた後、15分以上安静時間をとってください。
・もしくは、軽いストレッチを行います。
当院でできること
当院では、まず重心の位置を確認し、
どのように体が動いているのかを確認します。
肘を動かす際にも、その土台となる体幹がしっかりしていないと
スムーズに腕を動かすことができません。
肘がきちんと動き、
足がしっかりと踏ん張れるように、
体幹のバランスをしっかりと整えていきます。
外側上顆炎は、使い過ぎの痛みといわれますが、
テニスをしている人全員が痛むわけではありません。
肘を無理やり使っている、
肘に無理が来る体の使い方をしている
ということを考えていきましょう。
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