先生!突き指って引っ張ったらいけないんじゃないんですか?~患者さんの症例
- 2014年07月12日
- ブログ
おはようございます。
今治市上徳の星野鍼灸接骨院です。
今日は当院の開業記念日。11年目に入ります。
11年目の記念のブログは久しぶりに患者さんの症例をご紹介します。
—-負傷原因—-
5年生の男の子が、寝ようと思ってベッドに向かってジャンプした際、
手をついたときに中指が手の甲側に曲がってしまった状態で体重を
かけてしまったため負傷。
—-症状—-
中指の第1関節の軽度腫れ・屈曲制限・伸展痛・指を曲げると痛む・
背側と親指側に圧痛・・指先をはじいても痛み無し。
指先から手首に向かって突いても痛み無し(介達痛無し)。
—-治療方針—-
症状をチェックすると、介達痛が無く、関節部の極度の変形もないため
骨折と脱臼はありません。指に若干の変形がありますが、レントゲン上は
骨に異常がないです。
まずは、関節のブレを整復して固定していくことにしました。
—-治療—-
レントゲン上脱臼はありませんが、指を強く着いた時には関節の可動軸の
ズレが起こります。関節がずれてはずれるわけではなく、動くときの中心が
ずれるということです。
指先を持って、けん引しながら回旋、横圧と指の背側に向かって
引き上げる圧力をかけて整復します。
母「先生、治りますか?」
院長「大丈夫ですよ。ちょっと我慢してね」
整復する際に、子どもは若干痛がりますが関節のズレを戻すため
ここは頑張ってもらいます。といっても、一瞬ですけど(笑)
整復がしっかりとできると、指を握ってもらい先ほどの痛みと曲がり具合を確認。
患者「おー!曲がる。痛くない。 (効果効能は個人差があります)」
母「先生、突き指って引っ張ったらいけないと思っていました」
院長「突き指は引っ張らない方がいいですよ。意味なく引っ張るのは
捻挫を悪化させてしまったりします。
治療するうえで目的をもって引っ張るのは必要ですけどね(笑)」
突き指は、指のねんざの場合が多いです。
捻挫でも、関節の可動軸のズレが起こります。この軸のズレを
整復しないと治りが悪く、遅くなります。
なので、治療の時には始めにしっかりとケガの状態を確認し、
整復する必要があります。
ただし、脱臼や骨折、靭帯の強度の損傷のこともあるので、
むやみに引っ張ることはやめてくださいね。
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